「新時代のリーダーとなる高校教員育成研修」(アントレプレナーシップ型能力育成プログラム)を実施しました
先生方もアントレプレナーシップを学んでいます!
本研修におけるアントレプレナーシップとは「情熱を絶やさず、創造性を駆使して、目の前の相手を幸せにするために様々な 可能性を検討し何度もやり直すことを厭わない姿勢」のことを指します。
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(セッション6)
11人の県立高校の先生方が、アントレプレナーシップ式能力育成プログラムによる研修の受講を通じて、変化を恐れない積極性とリーダーシップ(総合的人間力)、社会環境の急速な変化により生じる教育課題を解決に導く資質能力(教育業務遂行力)を身に付けることを目的に、全6回のセッションに取り組みました。本研修は、教育事業を手掛けるタクトピア株式会社に委託して実施しました。
・アントレプレナーとしての課題解決の手法を理解する。
・所属校の教育課題や、その教育課題を解決するための具体的な取組を考える。
・研修を通じて、所属校の教育課題を解決するために他者と協働し、行動する意欲を高める。
アントレプレナーシップ式能力育成プログラムの流れ
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(セッション3)
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Passion なぜ学校を良くしたいのだろう?自分のワクワクの源はどこだろう?モチベーションの源泉を突き止め、情熱を持とう!
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Persona 幸せにしたい生徒は、一体どんな人なんだろう?感情・価値観・考え方・生活様式に至るまでインタビューを通して理解し、寄り添おう!
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Problem その生徒は、一体何に困っているのだろう?どうしてそのような状況が起きているのだろうか?インタビューから引き続き探り当てよう!
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Product その困りごと(=課題/問題)は、どのように解決するのが良いのだろう?できるだけたくさんのアイディアを考え、意見をもらおう!
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Prototype どうやったらこのアイディアを実現できるだろう?本当に良いアイディアなんだろうか?何度も試行錯誤を重ねてより良くしていこう!
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Pitch 一体誰のために、どんな問題をどのように解決するのか、どの程度成功確率があり、どんなインパクトが想定されるのか。聴衆から共感を引き出し、納得感を与えよう!
各セッションの内容
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(セッション2)
セッション1 課題解決のターゲットとなる典型的な人物像の設定 |
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セッション2 インタビュー活動の振り返り、課題の設定、ターゲットの困り感の分析 |
セッション3 都内企業等の視察及び交流(2日間) (Cambridge Innovation Center Tokyo、佼成学園高等学校、ちよだプラットフォームスクウェア、タクトピア株式会社等) |
セッション4 インタビュー活動の振り返り、アイデアのプロトタイプ作成 |
セッション5 実現に向けたプランニング |
セッション6 最終発表 |
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セッション6 最終発表
生徒の生徒による生徒のための学校づくり 楽しい学校のルールメイキング |
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うちの学校の「のび太くん」に、「できる喜び」を感じてもらいたい!! |
南高オフィスアワーのススメ |
なぜ、期限を守り提出できないのか? |
席ピタ |
生徒の声が届く仕組みを作る |
活き活きとした学校に |
ぎすぎすをきらきらでがたがたをわくわくへ |
生徒とよりよい学校づくりを! |
Boys be ambitious! |
いつも同じようなことで悩んでいる君へ |
研修に参加した先生方の感想から(抜粋)
・自分の成長や価値観の変化につながった研修でした。学校現場でも魅力的な学校にしたい、生徒が生き生きした学校にしたい、主体的に社会を生き抜ける人材を育てたい等、漠然とした目標や課題がある中で、でも日常の業務で忙しいから何もしていない、学校ではそれは難しいなど、なにかと理由をつけて行動を起こしていない現状がある中で、その状況を打破するための手段の1つとして非常に有効な研修であるように感じました。意図を持って、効果的に、自分のリソース内で、他の先生もやってみようと思えるように行動を起こし続けることが大切だと感じました。今回の経験やノウハウを少しずつ周りに波及していくことで悩みながらも行動できる人を自分なりに増やしていければと思いました。
・私自身、生徒に戻ったような新鮮な感覚で学ばせていただきました。当初は、この研修を通して何かしらの「技術」を盗めたらいいなと軽く考えていましたが、半年間の研修で得られたものについて、今、改めて考えてみると、技術という小手先のものではなく、教員としての在り方であったり、自分自身がどうあるべきかについてだったり、自分自身について考えるきっかけとなったことが一番の収穫であったと思います。
・今まで参加した研修で、一番「参加してよかった」と思える研修でした。思考や手法などたくさん学ぶことがありました。また、大切なことを思い出したり再認識したりする機会にもなりました。「Action trumps everything 行動が全てに勝る」の精神を大切にして、周りのリソースを最大限活用して、仲間を作って行動していきます。
・アメリカの大学を卒業した2 人の若い先生による、今っぽい研修に参加できたことは大変刺激になりました。繰り返していく中で、自分自身が学習者、挑戦者、悩める者、、、などの立場での変化を経験することができてよかったです。ご一緒させていただいた先生方との出会いにも感謝しています。
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プロジェクトのアイディアにアドバイスをいただいたりしました。(セッション3)
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プレゼンして、フィードバックを受けるという貴重な経験をしました。(セッション3)
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