育児に伴う休暇等の取得促進について
県教育委員会では、育児に関する休暇・休業の取得を推進しています。
「育児プランシート」※などを参考に、早めに管理職と相談の上、積極的に休暇・休業制度を活用しましょう。
管理職や同僚の皆さんも、育児参加へのご理解・ご支援をお願いします。
※県所属はNES「教委版休暇制度DB」に掲載
「共に前進、共に成長」
静岡県立浜北特別支援学校 杉浦 健太 教諭
私は、第2子が産まれたことを機に、8か月間の育児休業を取得しました。日々多忙な業務の中で、男性教員が育児休業を取得することには抵抗がありました。しかし、1人目の育児をしていく中で、妻がほぼ一日家事、育児に追われる姿を見て、心身共にその負担を減らしたいと思い、最後は「夫、父親は、自分しかいない」という思いに至り育児休業を決意しました。
育児休業の期間は、令和5年8月から令和6年3月の8か月間でした。この期間に取得した理由は、1学期間は担任教諭として勤め、終業式後の1か月でゆとりを持って引き継ぎをできるように考えたからです。
育児休業を取得して、多くの学びがありました。夜泣きの対応等の次男の育児、洗濯や掃除、長男の送り迎えなど、毎日あっという間に時間が過ぎ、気付けば夕方になっていました。「育児休業」ではなく「育児業務」という言葉の方が合っているな、と思いました。この期間で、「時間を大切にすること」「計画を立てること」「柔軟に対応すること」を学びました。この考えは、復帰した現在の私の働き方に生かされています。そして、長男の弟に対する気遣いや、次男の日々の小さな成長を夫婦で見届けたことは、一生の宝です。
最後に、当時の学部、学年、学級の先生方の御協力により無事に育休を終えることができました。学校を離れる時にいただいたメッセージボードと共に、子どもたちと写真を撮りました。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
「双子育児と向き合って」
三島市立南中学校 杉山 裕 教諭
私が育児休業を取得したきっかけは、妻が双子を妊娠していることが分かったことでした。長女のときは育休を取る男性職員は周りにおらず、私自身、男性が育休をとるというイメージもありませんでした。しかし、私も漠然と双子の育児は大変だろうと思っていたところ、「育休をとってほしい」という妻の言葉を受け、妻の育児の負担軽減のため、そして成長著しい0ヶ月から3ヶ月を間近で感じたいという思いから、3ヶ月間の育休取得を決意しました。
双子が産まれてガッツリ家事・育児に関わることになりましたが、やはり大変だったのは夜泣きでした。一人が起きると連鎖的に寝ている子も起きるため、夜はずっと、妻と交代しながらおむつの交換とミルクを飲ませていました。長女のときには感じることのなかった育児の大変さを肌で感じ、当たり前に毎日が回っていくことはすごいことなんだと、妻の姿を見て自分自身を見つめ直す期間にもなりました。
双子の育児は、服もミルクもおむつもなんでも2倍です。大変さも2倍ですが、その代わり、喜びや幸せも2倍です。かわいいだけでは育児はできませんが、できることが一つずつ増えていく二人を見ると、育休を取得してよかったと改めて感じています。
3年生の担任であり、進路を決める大事な時期であったにも関わらず、快く育休取得を後押ししていただいた管理職の先生をはじめ、職場の先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
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