しずおか文化財ナビ 法多山の田遊祭
- よみ
- はったさんのたあそびさい
- 指定区分、指定種別
- 県指定/民俗文化財 ・ 無形民俗文化財
- 指定日
- 1960年4月15日
- 員数
- 七段
- 所在地
- 静岡県袋井市豊沢2777 法多山尊永寺
- 一般公開有無
- 有
- 駐車場の有無
- 有
- 公開情報
- 毎年1月7日尊永寺諸尊堂にて公開 午後1時頃
所有者情報
- 静岡県無形文化財法多山田遊祭保存会
- 〒437-0032 静岡県袋井市豊沢2777
文化財の説明
【指定資料】 7段よりなり、芸能への発展過程が良く分かる。
【文化財の説明】尊永寺の修正会(正月行事)の延年行事として、稲作に係る作業のまねごとをして先に祝ってしまうことによって、今年の豊作を神仏に約束させる予祝行事です。尊永寺本堂東側の諸尊堂(旧大師堂)を芸能の場として門前集落の村人の手によって行われてきました。
芸能は場所の清めと結界を張るための呪師芸系の方固めである「太刀の舞」と「棒の舞」から行われます。場が清まると代掻き鍬を使った一連の作業をイメージした「シラクワ」です。賀正歌が謡われ、水口を持つ門田へ水を引いて新年の若水や今年はじめての田起こしを祝うとともに、田植え歌も謡われます。「田打ち・牛ほめ」では兄弟2人による田打ち・田起こしの所作と牛を連れた長男の嫁役の持参した昼飯を神へ供物として捧げ供食して、ともに働く牛の自慢を謡います。「ノウット(祝詞)」では苗代に種もみを蒔くための鳥の口供えと、田打ち兄弟による水口祭りの祭文と種蒔きの祭文が謡われます。「鳥追い」では、害鳥獣などを追い払う所作と鳥追い歌や苗代作業唄が謡われます。「ソウトメ」の段は田植えの演目で、最も華やかな衣装と賑やかな次第で、田主と見られる苗運び役(カッコウ・田主)1人と植え手役(ソウトメ)10人で田植えの所作が演じられます。田植え唄に続けて周辺の社寺や神仏の名が読み上げられて7段すべての次第が終わります。その後、本堂東側の山腹にある白山神社から悪魔祓いのための大弓放ちが行われます。
地図情報
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