しずおか文化財ナビ 油山寺本堂内厨子

よみ

ゆさんじほんどうないずし

指定区分、指定種別

国指定/有形文化財 ・ 建造物

指定日

1954年9月17日

員数

1基

所在地

静岡県袋井市村松字境前1

一般公開有無

有

駐車場の有無

有

公開情報

本堂外陣から外観のみ望見

所有者情報

• 宗教法人　油山寺
• 〒437-0011 静岡県袋井市村松1
• 電話番号：0538-43-3633

文化財の説明

本尊の薬師如来が安置してあるこの宮殿は、正面一間、桁行二間で、前面一間を開放としている。屋根は入母屋造、妻入、本瓦形板葺で軒は二重になっている。和様三手先の組物を用い中備の下には蟇股を、上には蓑束を入れる。尾垂木の根元に繰形があるのは古い形式のものであり、小規模ながら建築構造がしっかりしている。
寺伝には今川義元の遺族が義元供養のため寄進したとも、また他所より移したとも伝えられる。寺社文書にも、かつて古い扉には天正16年（1588）に金具そのほかの修理を行ったとの墨書があったと書かれ、天正年間以前、室町末期に造られたと考えられる。寛政、明治に修理を行っているが、昭和43年に半解体修理を行い当初の美しい姿に復旧した。（出典：「ふるさと静岡県文化財写真集」1建造物編）

地図情報

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