しずおか文化財ナビ 油山寺本堂 附棟札1枚
- よみ
- ゆさんじほんどう つけたりむなふだいちまい
- 指定区分、指定種別
- 県指定/有形文化財 ・ 建造物
- 指定日
- 1967年10月11日
- 員数
- 1棟
- 所在地
- 静岡県袋井市村松字境前1
- 一般公開有無
- 有
- 駐車場の有無
- 有
- 公開情報
- 外観及び内部は外陣のみ公開
所有者情報
- 宗教法人 油山寺
- 〒437-0011 静岡県袋井市村松1
- 電話番号:0538-42-3633
文化財の説明
【指定資料】 木造 茅葺、棟葺下し、四方濡縁付 元文4年(1739)建立
木造茅葺5間5面、素木丸柱、四方濡縁付き、向拝萱下し、元文己年(1739)法印幸慧再建、江戸時代の再建であるが、桃山時代の形式が残されている。
【紹介資料】 真言宗の古刹で、鎌倉時代に源頼朝によって再建されたという。山門は元掛川城の大手二の門を、明治5年の廃城の際に藩主太田氏から寄進をうけて寺の山門として移築したものである。墨書によると、万治2年(1659)に建立されたことが知られる。片潜付櫓門で、入母屋造、本瓦葺、前後に庇が付き、大棟の両端には城郭の門にふさわしく鯱が残る。三重塔は、天正年間に起工して二重まで組み立てたが中断され、その後、時の城主久野三郎左衛門宗成が大旦那となって継続し、慶長16年(1611)に完成した。初重と二重は和様の手法であるが、三重は扇垂木をはじめ禅宗様とする。本堂(薬師堂)は元文4年(1739)に再建されたもので、桁行5間、梁間5間、宝形造、向拝1間、茅葺型銅板葺。本堂内には、16世紀末の天正年間以前に造られたと伝えられる厨子が安置されている。
(静岡県教育委員会2000『文化財ガイドブック 建造物編』より)
地図情報
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