しずおか文化財ナビ 油山寺山門

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ページID1021201  更新日 2023年11月3日

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写真:油山寺山門

よみ
ゆさんじさんもん
指定区分、指定種別
国指定/有形文化財 ・ 建造物
指定日
1954年9月17日
員数
1棟
所在地
静岡県袋井市村松字境前3
一般公開有無
駐車場の有無
公開情報
外観のみ公開

所有者情報

  • 宗教法人 油山寺
  • 〒437-0011 静岡県袋井市村松1
  • 電話番号:0538-43-3633

文化財の説明

油山寺は奈良時代僧行基が創立、孝謙天皇の勅願寺といわれる真言宗の古寺で、その後鎌倉時代に源頼朝が再建、今川義元などの信仰も篤く、江戸時代んは徳川氏をはじめ近隣の諸大名の保護を受けて栄えた。大樹に覆われた閑静な境内には指定文化財の数も多い。
山門は掛川城の御殿の玄関下にあった正門(玄関下御門)を、明治5年(1872)の廃城に際して藩主太田氏の寄進を受けて翌年仁王門として移築したものである。天井裏の墨書きには332年前の万治2年(1659)に井伊直好の手により創建されたとあり、その後享保に小笠原氏の手で修理されている。入母屋造、本瓦葺で棟には鯱が飾られている。間口は約9m、奥行4.55mの片潜付の櫓門で前後に庇屋根のあるのは珍しい。柱は65cm角以上の太い木割で2階は25畳敷、ふしのないクスで作られた一枚板の門扉を使うなど壮大で堂々とした造りで、本県に遺る唯一のこの時期の城門遺構としても貴重である。昭和46年の修理で当時の姿に復元された。(出典:「ふるさと静岡県文化財写真集」1建造物編)

地図情報

地図

このページに関するお問い合わせ

スポーツ・文化観光部文化局文化財課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3183
ファクス番号:054-250-2784
bunkazai@pref.shizuoka.lg.jp