しずおか文化財ナビ 冨士浅間宮本殿
- よみ
- ふじせんげんぐうほんでん
- 指定区分、指定種別
- 国指定/有形文化財 ・ 建造物
- 指定日
- 1950年5月27日
- 員数
- 1棟
- 所在地
- 静岡県袋井市国本字浅間山964
- 一般公開有無
- 有
- 駐車場の有無
- 有
- 公開情報
- 本殿周囲の透塀の隙間から外観のみ望見
所有者情報
- 宗教法人 冨士浅間宮
- 〒437-0012 静岡県袋井市国本964
文化財の説明
この神社は、平安初期の武将として名高い坂上田村麻呂によって富士浅間を勧請して創建されたといわれ、古くより武士の信仰が厚かった。現在の本殿は約400年前の天正18年(1590)に地頭本間重泰により再建されたもので棟札とともに指定されている。
間口、奥行きともに4.1mで大きくはないが手法がすぐれており、特に檜皮葺、流造の屋根が美しいことで知られる。流造は神社建築に広く見られ、切妻造から発展して、屋根の前面の流れが長く伸びて向背となったものである。用材の大部分はクスの古木で、木地のままの白木で使われているため、神社としてのおごそかさを感じさせる。本殿左右の脇障子の彫刻(左に鯉の滝登り、右に松に鶴)も見事で、全体に優美で整った形の、桃山時代中期の珍しい建築物である。(出典:「ふるさと静岡県文化財写真集」1建造物編)
地図情報
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