ヴァンジ彫刻庭園美術館のUDその9

　こんにちは！UD特派員の山﨑あやらです。先日取材させていただいたヴァンジ彫刻庭園美術館についてお伝えします。

　ヴァンジ彫刻庭園美術館は、開放的な庭園が魅力的な美術館です。広々とした敷地内には、庭園エリアがふたつあり、触れる彫刻やハンモックやベンチなどのエクステリアが置かれています。
　触れる彫刻は、その名の通り見るだけでなく触れて鑑賞する彫刻です。へこみや出っ張りを手で感じたり、見るだけでは気づかなかった凹凸を発見できたりと大人から子どもまで楽しめる作品です。
　また、ハンモックやベンチが置かれたエリアは一面芝生が敷かれており、自然豊かな雰囲気です。子どもたちが芝生の上をゴロゴロと転がっている様子が、とても可愛らしくてほっこりしました。
　「美術館」と聞くと、静かな空間に足音だけが響いている場所で、小さなお子さんがいるご家庭では中々行きづらいイメージではないかと思います。ですが、ヴァンジ彫刻庭園美術館は、触れる彫刻や広々とした庭園など、お子さんと一緒に鑑賞しやすい場所となっています。美術館という静かな場所から遠ざかりがちな小さな鑑賞者を取り込むという所が、ユニバーサルデザインではないかと私は感じました。12月25日（日曜）までの開館となっていますが、ぜひクリスマスにご家族で訪れてみてはいかがでしょうか。