危機管理監室

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危機管理監

酒井 浩行

酒井危機管理監写真

静岡県危機管理監室へお越しいただき、ありがとうございます。

危機管理監の酒井 浩行(さかい ひろゆき)です。

危機管理監は、県民の皆様の安全を確保するため、災害等の危機事案発生時に全庁の統括・調整を担いますとともに、平常時は、危機事案に迅速かつ的確に対処するための体制整備を行っています。

令和6年1月1日に最大震度7を観測した能登半島地震は、550人超の死者、多数の負傷者の発生や建物倒壊など甚大な被害をもたらしました。発生から30年が経過した平成7年の阪神・淡路大震災以降も、平成23年の東日本大震災や平成28年の熊本地震など、全国各地で大規模な地震災害が発生しています。

そのほか、近年では平成30年西日本豪雨や令和元年東日本台風など、風水害も頻発化、激甚化しており、本県でも、令和3年7月の熱海市伊豆山地区の土石流災害、令和4年9月の台風第15号に伴う大雨、令和5年6月の大雨等により、尊い命が失われ、多くの家屋の損壊や浸水、大規模な断水、停電が発生するとともに、農作物や農林水産施設、道路、橋、河川護岸などの公共土木施設が損壊するなど、県内各地で多大な被害が発生しました。

こうした災害の教訓を踏まえ、本県の災害対応力をより強固なものにしていくためには、自助・共助・公助のすべての分野で、これまでの防災の取組を点検、再確認するとともに、常に改善していくことが重要です。

県民の皆様には、地震や風水害など様々な自然災害に対する防災対策を確認するため、「わたしの避難計画」の作成をお願いいたします。加えて、住宅の耐震化、停電や断水等が想定される中での家族等との連絡手段の確保、7日分以上の食料、水、携帯トイレや懐中電灯などの備蓄、家具等の固定やガラスの飛散防止など、御家庭での備えの確認をお願いいたします。また、お住まいの地域で自主防災組織等が開催する避難訓練への積極的な参加をお願いいたします。御近所との顔の見える関係が広がり、避難等で支援が必要な方への声掛けなど、災害時にみんなが支え助け合う災害に強い地域づくりにつながります。

県では、災害時の被害を減らすため、防潮堤などハード整備の着実な推進はもとより、能登半島地震で明らかになった課題に対応するため、道路ネットワークの強靱化、電気火災を防止する感震ブレーカーの設置促進、支援隊の多様な進出手段の確保や、避難所の生活環境の改善等に取り組んでいます。

加えて、被害情報の把握や市町、関係機関との連携を強化するため、県の防災情報システムと国のシステムとの連携強化、市町や自衛隊など関係機関との「顔の見える関係」構築などを進め、県民の皆様の安全確保に万全を期してまいります。

また、地震・津波、火山、風水害などの自然災害に加え、国民保護事案、感染症など、県民の皆様の生活を脅かす様々な危機事案に関する情報を迅速かつ的確にお伝えするため、県ホームページや総合防災アプリ「静岡県防災」などにより、危機管理情報を発信してまいりますので、是非、御活用ください。

災害は、いつ起こるか分かりません。様々な危機事案に迅速・的確に対処するよう、引き続き危機管理体制の強化に努めてまいります。

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