第二種特定鳥獣管理計画(イノシシ)第4期
計画策定の目的と背景
近年、イノシシによる農林産物への被害が甚大となっており、本県被害額全体の約4割を占めています。また、その分布は里地・里山などの人間の生活圏へ広がっており、人的被害や生態系への影響も懸念されています。
県では、イノシシについて計画的に管理を行い、農林業被害の軽減を図りつつ、人との適切な関係を構築することを目的として、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」に基づく第二種特定鳥獣管理計画(イノシシ)を策定しました。
なお、本計画に基づき、イノシシの捕獲を促進するため、狩猟期間を延長します。
第二種特定鳥獣管理計画(イノシシ)第4期の概要
1 計画期間
令和4年4月1日から令和9年3月31日まで
2 管理の区域
静岡県全域
3 管理の目標
令和2年度のイノシシによる農林産物被害額(約1億3,300万円)を基準として、令和8年度に1億2,800万円まで減少させる
4 個体調整に関する事項
- 狩猟規制の緩和
従来の狩猟期間の前後(11月1日~14日、2月16日~3月15日)を延長 - 被害防止目的の捕獲の推進と農林業者による自衛捕獲の促進
- 捕獲の担い手の育成・確保
5 被害防除対策に関する事項
防護柵の設置を中心とした被害防除対策の実施を推進
6 生息地の保護及び整備に関する事項
人とイノシシの生息域との緩衝帯の整備と、森林整備による生息環境の確保
7 その他管理に必要な事項
モニタリング等の調査研究、計画の実施体制、情報の収集と普及啓発、捕獲個体の有効活用、狩猟期間延長に伴う事故・違反の防止
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このページに関するお問い合わせ
くらし・環境部環境局自然保護課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
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