職種ごとの業務紹介(司書)
主な仕事
県立中央図書館は、「県民の生涯学習の拠点としての図書館」「資料情報センターとしての図書館」「市町立図書館のための図書館」を基本方針として子どもから高齢者まで、すべての県民の皆様の「調べる、考える、解決する」を支援するために、図書等の選書・収集・整理・提供、調査相談(レファレンス)、イベント等の企画、県内図書館の支援などを行っています。
分野、主要業務等
資料課
- 一般図書・児童図書・視聴覚資料や新聞雑誌の収集・整理・利用促進
- 利用者への資料の提供
- 子ども図書研究室や子どもコーナー「どんぐりひろば」の運営
調査課
- レファレンス
- 貴重書の管理・保存・整理、展示、デジタル化
- 地域資料(静岡県関係資料)の収集・整理・保存
企画振興課
- 企画、広聴・広報
- 県内図書館職員研修の企画・運営
- 新館整備
- 県内市町立図書館の支援や協力
主な所属
県立中央図書館等
採用後の代表的な異動パターン
県立中央図書館等の図書館勤務を原則とし、図書館業務全般の専門的知識及び経験を積むことを考慮した配置換えを行います。
先輩からのメッセージ
先輩職員の声 上村 まりを
所属 資料課図書班
入庁年 令和4年
掛川市内で非常勤職員の学校図書館司書として3年働いた後、令和4年4月に採用され現在2年目です。学校司書をしていく中で、もっと司書としての専門性を深めたい、図書館を学びたいと思い、働きながら司書資格を取得し、採用試験を受験しました。
現在所属している資料課図書班では、所蔵する資料の選書と購入の業務に加え、児童サービスの副担当をしています。資料は図書館を構成する要素のうちの大切な1つです。貸出や調査研究に用いる資料の選書や購入は図書館業務の中で重要な仕事であるため、責任感を持って行っています。
当館には、子どもの読書活動に携わる大人のための研究施設、「子ども図書研究室」があり、出版される子どもの本をほぼ全て収集しています。研究室では市町立図書館や学校司書、ボランティアの方々へ向けて、おすすめの児童書の紹介や研修を行っています。児童サービスでは、広報誌の作成や研修会のサポート、新たに出版された本のうち、知識を扱った本について全て目を通し、研究室でおすすめする本を選ぶ業務も行っています。奥が深く難しい業務ですが、その分とてもやりがいのある仕事であると感じています。
現在の図書館をみなさまにとって、もっと活用しやすい図書館にすること、そして令和9年度完成予定の新図書館でのサービスの充実について考えていきたいと思います。
先輩職員の声 原島 勇太
所属 調査課一般調査班
入庁年 令和4年
都内の大学図書館、公立図書館で非常勤職員として働きながら司書資格を取得し、昨年度静岡県職員として採用され県立中央図書館で働き始めました。
現在は調査課一般調査班に配属され、図書館のカウンター業務や利用者の方からの疑問・質問にお答えするレファレンス業務、県内の市町立図書館に向けた研修の実施などの業務を行っています。
レファレンス業務は、基本的な「このタイトルの本を探している」という質問から、静岡県の古い歴史について調べている方からの複雑な質問まで非常に様々なものがあります。利用者の方からの質問に的確に答えるためには、司書としての情報検索の能力と県立図書館職員としての自館資料に関する知識の両方が求められます。
まだまだ不慣れな部分もありますが、図書館にあるたくさんの資料を調べる中で、私自身「図書館にはこんな本もあるのか」と新しい発見をすることもありますし、利用者の方の知りたい、と思う気持ちをお手伝いすることに楽しさややりがいを感じています。
また、県立中央図書館では現在、令和9年度完成予定の新図書館設立のための業務も行っています。今ある図書館をより良くすることももちろんですが、新しい図書館を皆さんに喜んでもらえるものにするためにも、様々なサービスの充実を考えていきたいです。
職場の様子
関連情報
このページに関するお問い合わせ
人事委員会事務局職員課
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ファクス番号:054-254-3982
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