平成23年2月県議会定例会知事提案説明要旨4-(3)-1-1
平成23年2月 県議会定例会知事提案説明要旨
【4.新しい総合計画の着実な推進】
(3)「“ふじのくに”の豊かさの実現」
第3は、「“ふじのくに”の豊かさの実現」であります。
1.1「一流の『ものづくり』と『ものづかい』の創造」
その1は、「一流の『ものづくり』と『ものづかい』の創造」であります。
はじめに、「ものづくり」の振興条例についてであります。
本県は、多彩な産物、豊富な水、高度な技術など「ものづくり」の基盤となる様々な資源を有しており、先人達はこうした資源を最大限に活かして、例えば、お茶、木材、家具、繊維、紙、輸送機械など、時代に合った「ものづくり」を行ってまいりました。
世界的な不況や円高の長期化など厳しい経済情勢の中、本県のものづくり産業が産業構造の変化に対応し、引き続き発展していくためには、もう一度原点に戻り、地域の優れた資源を新しい視点で活用する「一流のものづかい」と、新しい価値を創造する「一流のものづくり」に取り組んでいく必要があると考えております。
このため、本県の「ものづくり」の振興に関する基本理念や県の役割、施策の基本方針などを明確にし、実施計画の策定を規定する条例の制定を今議会にお諮りするとともに、平成25年度までの実効性のある取組を「経済産業ビジョン」として取りまとめてまいります。