平成23年2月県議会定例会知事提案説明要旨4-(1)-3
平成23年2月 県議会定例会知事提案説明要旨
【4.新しい総合計画の着実な推進】
(1)「命」を守る危機管理
3.高病原性鳥インフルエンザへの対応
次に、高病原性鳥インフルエンザへの対応についてであります。
去る1月26日に、愛知県から、豊橋市の養鶏場において高病原性鳥インフルエンザの感染の疑い例が発生したとの報告がありました。この農場から半径10キロメートル圏内の鶏や卵などの移動が制限される区域に、湖西市及び浜松市の一部が含まれることから、本県では、直ちに警察本部や教育委員会を含む全部局で構成する会議を開催し、全庁で迅速に対応できる体制を確保いたしました。
翌27日には感染が確認されたため、この区域内の鶏などを飼育する家きん農家に対して、家畜伝染病予防法に基づく鶏卵などの移動制限や鶏舎の消毒などを実施いたしました。
これまで、県内で高病原性鳥インフルエンザの感染を疑われる事例は発生しておりませんが、全国各地で野鳥を含め感染例が報告されておりますので、引き続き関係機関との情報や連携を密にし、防疫対策に万全を期してまいります。