平成29年2月県議会定例会知事提案説明要旨4-3-3-b
平成29年2月県議会定例会知事提案説明要旨
【4.「“ふじのくに”づくりの総仕上げ」】
(3)新成長産業の育成と雇用創造
3b.「農林水産業の振興 林業、水産業」
林業につきましては、間伐や皆伐の促進による丸太の増産と県内の合板工場等への丸太の安定供給体制の確立、ビジネス林業の拡大と定着のための林業事業体の経営改革の促進などに取り組んでまいります。
また、2020年東京オリンピック・パラリンピック関連施設の建設が始まり、木材の調達が本格化する中、森林認証を取得した県産材の供給を拡大してまいります。
さらに、オリンピックを契機とした新たな木材需要を確実に取り込むため、木材調達業者の招聘や、設計事務所の訪問、首都圏における展示会への出展などにより、県産材の品質、供給力を積極的にPRしてまいります。
水産業につきましては、安全・安心な水産物を県内外に提供するため、より高い衛生基準を満たす魚市場(うおいちば)等の拠点施設の整備や、鮮度保持技術を向上する取組への支援により、本県水産物の付加価値を高め、産地の競争力強化を図ってまいります。
また、水産関係団体と連携して、本県の誇るシラス、サクラエビ、カツオなどの輸出拡大に向けて、引き続き、中国をはじめとしたアジア諸国等への販路開拓に取り組んでまいります。
このほか、県民はもとより、県内外からの観光客の皆様に、地場の新鮮な水産物を提供できる体制を構築・強化するため、その多くが県外の市場に卸されている流通実態の調査や、駿河湾を横断する新しい流通ルートの構築などにより、県内水産業の振興を図ってまいります。