平成29年2月県議会定例会知事提案説明要旨3-4-1
平成29年2月県議会定例会知事提案説明要旨
【3.『ジャパニーズ・ドリーム』の展開と発信】
(4)世界クラスの資源の発信
1.「美しいふじのくにの景観形成」
戦略の第4は、「世界クラスの資源の発信」についてであります。
はじめに、美しいふじのくにの景観形成についてであります。
美しい日本列島の中でも、私たちが住む静岡県は、世界遺産富士山をはじめ、美しい風景、豊かな風土に恵まれた地域であります。昨年3月に採択した「美しい静岡景観づくり宣言」を踏まえ、永遠の芸術ともいうべき本県の風景をさらに磨き上げていくことを目指し、県が取り組むべき方策や行動を示した「ふじのくに景観形成計画」の策定を進めております。
本計画では、伊豆半島、駿河湾、南アルプス、浜名湖など世界に誇る県土全体を、日本の伝統的な庭園様式の一つである回遊式庭園に見立て、「ふじのくに回遊式庭園」として、見て回って、体感して楽しめる景観形成を目指しております。
この方針の下、来年度は、伊豆半島の景観を阻害している屋外広告物対策として、五輪自転車競技会場のアクセス道路沿線などのエリアを、普通規制区域から特別規制区域に変更して規制を強化し、市町と一体となって徹底して取り組みます。富士山周辺、大井川流域・牧之原大茶園のエリアでは、本県を代表する広域景観づくりに積極的に取り組んでまいります。
また、国内外から訪れる皆様に、本県の美しい景観を眺め、楽しんでいただけるよう、富士山、韮山反射炉、五輪自転車競技会場周辺はもとより、県下全域にわたって、修景のための伐採、案内表示の付け替え、無電柱化等に取り組んでまいります。
今後は、県をはじめ、市町、団体、企業、そして県民の皆様による社会総掛かりの県民運動を展開し、世界の憧れを呼ぶ、ふじのくにの景観形成に取り組んでまいります。
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