しずおか文化財ナビ 千居遺跡
- よみ
- せんごいせき
- 指定区分、指定種別
- 国指定/記念物 ・ 史跡
- 指定日
- 1975年6月26日
- 員数
- 所在地
- 静岡県富士宮市上条1818他
- 一般公開有無
- 有
- 駐車場の有無
- 無
- 公開情報
- 要事前連絡 随時 午前9時-午後5時 遺跡一帯は保全のためフェンスで囲われている
所有者情報
- 大石寺
- 〒418-0116 静岡県富士宮市上条2057
- 電話番号:0544-58-0810
文化財の説明
富士山麓を代表する縄文時代の遺跡である千居遺跡は、潤井川右岸の標高400mほどを測る丘陵上に営まれた比較的高地に位置する遺跡です。
この遺跡では、縄文時代中期後半の竪穴住居と呼ばれる半地下式の住居と壮大な配石遺構と呼ばれる石の構造物が発見されています。竪穴住居は20数軒確認されていますが、それぞれは中央の広場を囲むように馬のひづめのような形で規則的に並んでおり、典型的な縄文集落(ムラ)を形成している様子がわかりました。
この集落が富士山の火山灰で薄く覆われ、その運営が終了した後、集落よりやや西側にずれて配石遺構が築かれました。
配石遺構は、手ごろな石を様々な形に並べた遺構で、”墓”や”まつり”の跡だといわれています。千居遺跡では、東西・南北方向ともに約50mの範囲にわたって配石遺構が確認されています。遺跡の南西側には帯状の配石が2本、北東側には環状の配石が6ヶ所みられました。このような整然とした形や規模の雄大さは全国的にも屈指のものであり、集落の発見とともに、当地における縄文時代中期の社会が、いかに繁栄していたかを如実に表しています。(「文化財ガイドブック原始・古代の史跡編」(静岡県教育委員会発行)抜粋)
地図情報
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