中部地域施設概要：地名用水

施設の概要

地名用水は、榛原郡川根本町地名地区に広がる農業用水路で、明治32年に完成しました。
資料（※1）によりますと、この用水路の水源は、昭和36年に廃止された地名発電所用の導水路の水の一部が利用されていたとのことです。また、この用水路にはいくつもの水車が設置され、各種穀物の粉ひきや米つき等に利用されていたとのことです。

用水路は、取水部から下流で道路を横断し、そこから北と南の2方向に分水しています。
北に向かう水路は、遠方の農地でも水が利用できるように高い位置に山裾を縫うように敷設されています。
南に向かう水路には、流水を利用した里芋洗い機が設置されています。現在の用水路は、補修整備事業によりコンクリート三面張りの水路構造となっています。

※1徳山村政誌（昭和31年9月発刊）、なかかわねふるさとつうしん=90=（小澤節子、平成22年8月26日発行）

施設の写真

施設までの交通アクセス

• 車をご利用の場合
  国道1号バイパス：大代ICより約50分
• 公共交通機関をご利用の場合
  大井川鉄道金谷駅（大井川本線千頭方面行き）より地名駅（約44分）徒歩約15分

• 大井川鉄道（外部リンク）

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