地域の特産物(寿太郎温州)沼津市西浦・内浦・静浦
1.産地の歴史
静岡県沼津市の西浦・内浦・静浦で栽培されている「西浦みかん」の歴史は古く、およそ450年前から栽培が確認されており、本格的な栽培は明治初期から始まりました。
昭和50年には、みかん栽培農家である山田寿太郎さんによって、青島温州の枝変わりである、寿太郎温州(じゅたろううんしゅう)が発見されました。
寿太郎温州は、果実が小さく、樹勢が弱いなど、栽培する上で危惧される点があったものの、品質が高く、貯蔵性に優れていたことから、寿太郎温州に懸ける産地作りが始まりました。
その後、生産者や関係者により様々な取組が行われ、現在では、産地の柑橘栽培面積の約半分まで寿太郎温州の栽培は拡大しました。
現在でも、地域の特産品である寿太郎温州の栽培面積の拡大とマーケティング活動が推進されています。
2.栽培の概況
栽培面積:約170ha
生産量:約2,000t
収穫時期:12月
出荷時期:2~4月
3.特色
- 果実は、青島温州よりひとまわり小さい。
- 果実の果皮はやや薄く、浮き皮が少なく、貯蔵性に優れる。
- 糖・酸ともに高く、食味は濃厚。
- 温州みかんの出荷が終わりに近づく2月頃から出荷を始める。
もっと寿太郎温州のことを知りたい方は、寿太郎温州の原木、寿太郎温州の貯蔵のページもご覧ください。
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