地域の特産物(露地野菜)三島市
産地の歴史
箱根山の西側斜面に広がる畑地は、水はけ・日当たりが良い火山灰地で、耕土の深いことを利用して、古くからダイコン、ニンジンなどの根菜類の生産が盛んでした。
特に、ニンジン栽培は、鎌倉時代中期に導入され、精進料理の材料として鎌倉や小田原等に送られていました。産地としての始まりは、明治後期に行われた箱根山の開墾期を起源としています。
現在では、根菜類に加え、ジャガイモやサツマイモなどのイモ類、レタス、ハクサイやキャベツ、ブロッコリー、セルリーなどの葉菜類、コマツナ、ホウレンソウ、ハネギといった軟弱野菜など、多品目の野菜を生産しており、三島・沼津などの近在市場はもちろん、首都圏のレストランやホテルなど広く野菜を供給しています。
特に、「三島馬鈴薯」は、これを使用したコロッケを「みしまコロッケ」と認定する制度がつくられ、まちづくりに活かされています。
平成25年からは、「箱根西麓三島野菜ブランド推進協議会」が設立され、基準に基づき数十項目のチェックを行ったものは、「箱根西麓三島野菜」と認定され、ブランド化を進めています。現在、40の生産者が認証されています。
平成28年には、「三島馬鈴薯」が地理的表示(GI)保護制度に登録されました。
生産の概況
栽培面積:約400ha
栽培農家数:約280戸
作目 |
は種時期 |
収穫時期 |
---|---|---|
ジャガイモ | 2月 |
6~7月 |
ダイコン | 8月下旬 |
10~12月 |
ハクサイ | 8月下旬 |
11~1月 |
キャベツ | 8月中旬 |
10月下旬~1月 |
サツマイモ | 5月 |
8~10月 |
特色
- ジャガイモは、主として京浜・京阪市場へ出荷されています。
- みしまコロッケは、三島市の箱根西麓地域で生産されたジャガイモ「三島馬鈴薯」を加工したものです。
- 他の野菜は、主として地場市場に出荷されています。
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