地域の特産物(ごてんばこしひかり)<北駿地域>御殿場市・小山町
産地の歴史
「ごてんばこしひかり」は、富士山の麓に広がる北駿地域の標高300~600mの準高冷地帯に、冷涼で昼夜の気温差が大きい気候や、富士山の豊富な伏流水を利用して栽培されています。
コシヒカリは昭和48年に導入され、倒さず、安定的に収量を確保する栽培技術が確立されてから面積が増加し、現在、県下一の産地になっています。
平成16年からは食味・品質向上の取組が始まり、17年にはユビキタス事業を活用してマッピングシステムが整備され、栽培技術の一層の向上が図られています。
「お米日本一コンテストinしずおか」で平成16年より6年連続、静岡県知事賞を受賞するなど、各種コンテストで入賞しており、おいしいお米であることの認知度は高まっています。
栽培の概要
- コシヒカリ作付け面積(令和3年)
1,061ha全作付け面積1,177haの約90%
なお、峰の雪もち、ひとめぼれの3品種で作付け面積の97%になります。 - JA御殿場エコ栽培米出荷組合(平成15年設立)56人。
平成24年3月にエコーファーマーに認定されました。上旬
エコ栽培米「このはなの恵み」(化学合成農薬・肥料慣行の5割減、食味値80点以上の米)を生産しています。 - コシヒカリの栽培
田植え:5月上旬
出穂:8月10日前後
収穫:9月下旬(出穂後45日前後)
特色
- 採種ほ、種子籾センター、育苗センター、カントリエレベーター、精米設備、玄米用色彩選別機等が導入設置され、種籾から製品まで一貫した生産体制が整備されています。
- 食味計・穀粒判別機を利用した全量分別集荷が実施されています。
- 平成24年8月には、カントリエレベーターの機能向上が行われる予定で、エコ栽培米も集荷が行われます。
- 部農会単位による食味・品質コンテストを実施し、食味・品質向上に対する意欲を高めています。
- 「ごてんばこしひかりおいしさ宣言」認定店制度を平成23年11月に制定し、「ごてんばこしひかり」を100%使用している御殿場市、小山町内の飲食店等を認定し、「おいしいごてんばこしひかりの食べられる店」の看板を贈呈しています。
このページに関するお問い合わせ
東部農林事務所生産振興課
〒410-0055 沼津市高島本町1-3
電話番号:055-920-2159
ファクス番号:055-924-8594
tounou-seisan@pref.shizuoka.lg.jp