地域の特産物(わさび)伊豆市
産地の歴史
天城山麓のわさび栽培の歴史は古く、1744年から栽培が始められたという記録があります。
明治25年頃、畳石式わさび田による栽培方法が開発され、良質なわさびの生産が行われるようになりました。
品質の優れた「真妻」種が、昭和30年代の中頃、和歌山県から導入され、現在も主力品種として広く栽培されています。
近年、メリクロン苗の利用による高品質生産や、モノレールの導入による省力化が進められています。
伊豆市のわさび産地は、静岡県の他の産地とともに、「静岡水わさびの伝統栽培」として、平成29年には、農林水産大臣が認定する日本農業遺産に認定されました。平成30年には、国連食糧農業機関(FAO)が認定する世界農業遺産に認定されました。
栽培の概況
天城山麓の水温13~15℃の豊富な湧き水を利用して栽培
栽培品種:真妻、K20、平成、後藤、他
栽培期間:真妻18か月、その他の品種12か月
特色
- 県内有数の生産地で、水わさび栽培面積は県のおよそ64%、生産量は55%を占めています。(令和3年静岡県農芸振興課調べ)
- 主に、京浜、京阪神、中京、金沢市場へ出荷されています。
- 道の駅「天城越え」内の「天城わさびの里」(伊豆市湯ヶ島)や石庭わさび園(伊豆市地蔵堂)では、わさび漬けなどの加工体験ができます。
- JA農産物直売所「農の駅」(伊豆市柏久保)や、天城湯ヶ島や中伊豆の産地では、わさび加工品を求めることができます。
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