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質問Q19　水が減ると生物に対して、どのような影響があるのですか。

回答

トンネル掘削に伴い河川や沢の水量減や水質の悪化（水温の変化を含む）のおそれがあります。

また、大井川べりに計画されている残土置き場から残土や濁水の流出が懸念されます。

そのため、まず水生昆虫類が減少し、次に水生昆虫類を餌とする魚類が減少し、さらに魚類を餌とする鳥類が減少するというように、生態系のバランスが崩れることが懸念されます。

沢の流量が減れば、沢周辺の水分条件も変わり、植物が減少することも懸念されます。

この結果、南アルプスの生物多様性を維持できなくなるおそれがあります。

JR東海は、地下水位が300メートル以上低下すると予測しており、その結果、沢枯れが発生すれば水生生物には、不可逆的な影響を与えるおそれがあります。

そのため、事前に十分な保全措置をとる必要があります。

• 生物多様性への影響