減塩からはじめる健康生活
なぜ「減塩」必要なの?
塩分は血圧と密接な関係があります。塩分をとり過ぎると、体内の塩分濃度をおさえるために、たくさんの水分を吸収します。その結果血液量が増え、高血圧になります。高血圧の状態が続くことで、心臓や血管に負担がかかり、脳血管疾患や心疾患をおこす確率が上昇します。
このため、まずは減塩をすすめ、高血圧を予防することが、健康寿命の延伸につながります。また、血圧は若い頃から徐々に上がっていきます。若い頃からの取り組みが効果的です。
そのほか、塩分の摂り過ぎは、腎結石や骨粗鬆症、胃がん等の病気にも関係しています。
静岡県民はお塩(※)をとりすぎている!?
平成25年に静岡県が実施した県民健康基礎調査では、静岡県民は、性別・世代問わず目標量を上回る食塩をとっていました。
(※お塩:ここでは「食塩(食塩相当量)」を指します。食品などに含まれるナトリウム量から換算します。)
減塩55(ゴーゴー)プログラム
野菜や果物と違い、「お塩」の量は視覚にあらわれにくいですよね。だからこそ、自分がどれくらいとっているのか、何から多くとっているのか、何をどのくらい減らせばいいのか?と迷ってしまう方も多いでしょう。
静岡県では、5年で5%の減塩を目指す「減塩55プログラム」に取り組んでいます。どのくらいお塩をとっているか、「ふじのくにお塩のとりかたチェック票」で、あなたもチェックしてみてください。
塩分を無理なく減らす食生活のコツ
食事は毎日、毎食のこと。おいしくなければ続けるのは難しいものです。食生活の中で簡単にできるコツを取り入れて、薄味に慣れてくると薄味でもおいしく食べられるようになります。
<減塩のヒント>
- 味をみてから調味料をかける
- しっかりだしをとって、塩分を減らす
- お酢やレモン等の酸味を使って塩分を減らす
- 香味野菜(にんにく、しそ等)、ハーブや香辛料を利かせて塩分を減らす
- 味を中までしみこませないで表面にからませる
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