衛星画像を利用した「肥料散布マップ」を作成しました
持続可能な農業の実現に向けて、水田で緑肥栽培が行われていますが、緑肥作物の生育がバラつくことで、イネの生育に影響を及ぼすことが問題となっています。
そこで、緑肥作物(レンゲ)の発生度合に応じて施肥量を調整し、緑肥栽培の安定化を図るため、可変施肥田植機の活用を検討しました。
これに先立ち、4月2日にドローンで緑肥ほ場を空撮(図1)し、AIを活用した栽培管理支援システムを用いて、レンゲ生育状況を画像データ(図2)化しました。
作成した画像データとドローンで空撮した画像を照らし合わせたところ、実際のレンゲの発生状況を反映していると確認できました。
この画像データをもとに、生産者と一緒に肥料の散布濃度を3段階に分けた「肥料散布マップ」(図3)を作成しました。
これにより、通常の施肥方法と比べ、肥量を76%削減でき、コストも抑えることができます。
6月中旬から、作成した肥料散布マップのデータを可変施肥田植機に読み込ませ、牧之原市の農業法人が田植を行います。
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