第9回『坂口谷川水門(牧之原市・吉田町)が完成しました』
2月8日、坂口谷川水門建設促進期成同盟会が主催する「坂口谷川水門完成式典」に出席しました。
この水門は、牧之原市細江地区と吉田町住吉地区の境に位置する二級河川坂口谷川の河口部に県が設置したものです。静岡県第4次地震被害想定で対象としている「レベル1津波」に対して人命や財産を守るための施設として、平成29年度からの約8年間で総工事費約44億円をかけて整備を進めてまいりました。
地元から大変強い要望があった施設であり、参加した地元関係者からは、「津波から地域を守る水門が出来て、安心感が増した。」と完成を喜ぶ声が聞かれました。
今回の坂口谷川水門の完成により、地域の津波に対する安全度は格段に向上し、牧之原市及び吉田町の皆様の安全・安心に加え、今後産業振興・発展にさらに寄与するものと確信しております。
現在、静岡県は令和5年3月に策定した「静岡県地震・津波対策アクションプログラム2023」に基づき、「想定される犠牲者を9割減少と減災効果の維持」及び「被災後の県民生活の健全化」を目標に、ハード・ソフト両面から必要な津波対策を積極的に進めており、引き続き、県民の皆様が安心・安全を実感できる県土づくりを推進してまいります。
また、津波から命を守るためには、施設の整備だけではなく、避難を徹底することも大変重要であります。引き続き、迅速かつ適切に避難行動を取れるよう、牧之原市及び吉田町と連携し、ソフト対策についても取り組んでまいります。




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