第5回『「TECH BEAT Shizuoka 2024」が開催されました』

　静岡市のグランシップにて「TECH BEAT Shizuoka 2024」が、令和6年7月25日、26日、27日の3日間にわたって開催されました。
　25日は、私自身もオープニングセレモニーに参加し、対談を聞いたり、出展スタートアップのブースや体験コーナーを視察しました。

　「TECH BEAT Shizuoka」は、先端技術を有するスタートアップと県内企業とのマッチングを通じて、県内の産業活性化や新たなビジネスの創出につなげることを目的としています。令和元年から開催しており、今回が10回目となりました。これまでに延べ2万人が参加し、約1,700件の商談が行われてきました。

　今回は、初めて土曜日にも開催し、ファミリーや学生向けのデジタル技術等を活用した体験型イベントの実施や、スポーツチームによる体験コーナーを設けるなど、新しい試みがありました。当日は、ビジネス目的の来場者だけでなく、ファミリーなどの一般参加者も数多く来場していました。

　1階大ホールでは、130を超えるスタートアップがブース出展し、来場された県内企業の皆様に自社の技術を紹介するなど、マッチングにつなげるためのコミュニケーションがとても活発でした。また、メインステージでは、連日、豪華なゲストたちによる講演や対談が行われ、多くの来場者が耳を傾けていました。座席だけでなく、立ち見をする方もいました。

　3階と6階には、体験コーナーが設けられ、特に、インドパビリオンに設置されたクリケットバットのブースが目を引きました。特殊なセンサーが内蔵された「IoTバット」を振ると、スイングをデータで分析することができ、子どもから大人まで大勢の人が最先端のテクノロジーを体験していました。

　土曜日の開催は初めての試みとなりましたが、ファミリーなど一般の方が多く訪れ、3日間を通じて来場者が過去最多の約7,600人となりました。「TECH BEAT Shizuoka 2024」で結ばれた縁からマッチングが生まれることや、先端技術に関心を持った子供たちが、静岡の地でイノベーションを起こしてくれることを期待しています。