第8回「次世代エアモビリティ先進導入地域を目指して2025年静岡県は動き出します!」
新年明けましておめでとうございます。
静岡県の皆様、昨年は多大なご支援を賜り、誠にありがとうございました。
今年も県の発展と県民の皆様の暮らしの向上を目指し、尽力してまいります。
特に、デジタルトランスフォーメーション(DX)やAI(人工知能)の活用を推進し、地域社会の課題解決やサービス向上に取り組んでまいります。これにより、医療、教育、交通など幅広い分野での利便性向上を目指します。
どうぞ、本年も変わらぬご理解とご協力をお願い申し上げます。皆様にとって、健康で幸せな一年となりますよう、お祈り申し上げます。
ここまでは、静岡県庁で導入を進めている生成AIツール「exaBase」を利用して、新年のご挨拶を申し上げました。「DXやAIに関する副知事から県民の皆様への新年のご挨拶」という指示から生成された文章です。
改めまして、明けましておめでとうございます。
新しい年の初めに当たり、今年(2025年)、静岡県で大きく躍進することが見込まれる分野について、今回のコラムにしたためようと思います。
さて、「空の移動革命」として近年注目を集めている次世代エアモビリティのことを皆さんはご存じでしょうか?
「空飛ぶクルマ」とも「eVTOL(イーブイトール)」とも言われる次世代エアモビリティは、垂直離着陸できる電動の航空機であり、将来的に運航の自動化が期待されています。また、既存の交通手段と比較して移動の自由度が高いことから、地域のアクセス性・魅力、地域交通の持続可能性・利便性や救急時・災害時の対応力の向上など、様々な効果も期待されています。
本県は、今年度から次世代エアモビリティを先進導入する取組を本格化させており、「静岡県次世代エアモビリテイ(eVTOL)導入促進ロードマップ」を先月公表しました。このロードマップは、私がリーダーを務める「次世代エアモビリティ導入促進プロジェクトチーム」で議論を重ねるとともに、関係事業者様へのヒアリングも実施して、実効性のあるものとなるよう努めました。
今後は、「ユースケース(用途)別社会実装の促進」と「関連産業の振興」の両輪でプロジェクトを推進し、2027年度の商用運航開始に向けて取り組み、サプライチェーンの強化・産業集積を目指します。
プロジェクトのビジョン
静岡県次世代エアモビリティ(eVTOL)導入促進ロードマップ
これらのプロジェクトを進める鍵となるのが、3次元点群データです。
「3次元点群データ」とは、1点ごとに緯度、経度、標高の3次元の位置情報を持つ点の集まりのデータのことです。
本県は、2019年から全国に先駆けて県土の3次元点群データを取得・蓄積し、オープンデータとして公開してきました。3次元点群データを活用すると、デジタル空間に1分の1スケールの静岡県を再現できます。すると、まちづくり、インフラの維持管理、防災対策だけでなく観光や自動運転など様々な領域で、精度の高いシミュレーションが可能となります。
このデータに注目した朝日航洋株式会社と2023年8月に「次世代エアモビリティ分野における3次元点群データの利活用」に関する協定を締結しました。協定に基づき、同社と連携して離着陸場の適地選定や航路の検討に3次元点群データを活用しています。
朝日航洋株式会社の関連施設を視察
また、株式会社SkyDriveによる県内での「空飛ぶクルマ」の機体製造や、三菱地所株式会社による御殿場プレミアム・アウトレットへの離着陸場の整備が始まったほか、トヨタ自動車株式会社が出資する企業が裾野市で「空飛ぶクルマ」を試験飛行するなど、県内における動きが活発になっています。
今後とも関係事業者様と連携しながら、次世代エアモビリティの先進導入地域を目指して、取組を加速してまいります。
Joby機の米国外初飛行(トヨタ自動車 東富士研究所:裾野市)
PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビ株式会社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。
このページに関するお問い合わせ
知事直轄組織知事戦略局秘書課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2202
ファクス番号:054-221-2164
hisho@pref.shizuoka.lg.jp