平成24年2月県議会定例会知事提案説明要旨3-2-2-2
平成24年2月県議会定例会知事提案説明要旨
【3.「総合計画の着実な推進」】
2.「“ふじのくに”の徳のある人材の育成」
2-2.「『憧れ』を呼ぶ“ふじのくに”づくり」・富士山静岡空港
次に、富士山静岡空港についてであります。
平成23年度の富士山静岡空港の利用者数は、本年1月までで約34万人、搭乗率は61パーセントとなっております。搭乗率は、7か月連続で60パーセントを上回るなど、安定した利用が見込まれつつあります。
定期路線につきましては、開港以来チャーター便の実績を積み上げてきた台湾路線について、チャイナエアラインが本年3月25日から、静岡-台北間を毎週3便運航することを決定し、開港後初の新たな国際路線が開設されることになりました。また、全日本空輸では、ダイヤ改正により札幌線について到着が早まり、道東への接続が可能となりました。
チャーター便につきましては、中国南方航空が、先月から静岡-中国湖南省長沙間で、開港後最大規模となる連続運航を開始したほか、アシアナ航空が、来月から約1か月間、静岡-釜山(プサン)間で毎週3便運航いたします。
今後とも、航空会社に対して、着陸料等の運航コストの軽減により、新規路線の誘致や定期路線の増便を働き掛けるなど、富士山静岡空港の一層の利用拡大を図ってまいります。
また、石雲院展望デッキにつきましては、“ふじのくに”の玄関口にふさわしい魅力あふれる空港となるよう、有識者や地元の皆様と議論を積み重ねてまいりました。年内の完成を目指し、いよいよ来月にはデッキ本体の建築工事に着手いたします。県産材を多く用いることにより、近代的な空港と石雲院を取り巻く豊かな自然環境との調和を図ってまいります。デッキ上には、お茶やカフェのおもてなしと絵画、写真の展示などができる附帯施設を設けて、航空機の離発着を楽しんでいただくだけでなく、コンサートの開催や児童生徒の遠足など、多くの方々が訪れ、楽しめるよう地元の皆様とも連携して取り組んでまいります。