平成24年2月県議会定例会知事提案説明要旨2-1-1

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ページID1009294  更新日 2023年1月13日

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平成24年2月県議会定例会知事提案説明要旨

【2.平成24当初予算案と組織定数の改編】

1.「“ふじのくに”の早期実現を目指し、5つの分野に重点化」

1.雇用対策

予算編成と組織定数改編の基本方針の第1は、「“ふじのくに”の早期実現を目指し、5つの分野に重点化」であります。以下、重点化した分野について御説明申し上げます。

第1は、雇用対策であります

12月の有効求人倍率は、0.68倍と改善傾向にあるものの、40か月連続で1倍を下回るなど、本県の雇用情勢は、引き続き厳しい状況にあります。

特に、今春卒業予定の県内大学生の就職内定率は11月末時点で60.2パーセントと、昨年をわずかに上回ってはいるものの、依然として低い水準にあり、多くの学生が今もなお、厳しい就職活動を余儀なくされております。

このため、ひとりでも多くの学生が内定を得て卒業できるよう、「卒業直前大学生等就職フェア」を、今月7日、15日、明日22日と計3回開催いたします。来月には、大学生やその保護者を対象に「企業の魅力発見説明会」を開催し、雇用のミスマッチの解消にも努めてまいります。

また、1月31日には、「平成25年度までに3万人の新たな雇用を創造する」ことを目標とするアクションプランを公表いたしました。産業界や労働界、教育界、国、市町などで構成する「静岡県雇用創造県民会議」における各界、各層の皆様の御意見をいただきながら策定いたしました。

具体的には、新エネルギーや環境、観光、医療・健康、農林水産、航空宇宙など成長分野の産業を育成するほか、資金調達の支援により地域企業の経営力を強化するなど、新たな雇用の場の創出を図ってまいります。また、就労支援による雇用のマッチング促進や職業訓練による人材の育成により、ニーズに応じた人材の供給を進めてまいります。

労働市場の需要と供給の両面から効果的な施策を展開し、目標達成に向け全県を挙げて雇用の創造に取り組んでまいります