平成31年2月県議会定例会知事提案説明要旨2-7-1
平成31年2月県議会定例会知事提案説明要旨
【2.平成31年度当初予算案と組織定数の改編の基本方針の1つ目「人づくり・富づくりのための重点的な取組」】
(7)“ふじのくに”の魅力の向上と発信
1.スポーツの聖地づくり
政策の第7の柱は、「“ふじのくに”の魅力の向上と発信」であります。
目前に迫った世界的なスポーツイベント、ラグビーワールドカップ2019(ニセンジュウキュウ)や、東京2020(ニーゼロニーゼロ)オリンピック・パラリンピックの開催は、世界が本県に注目する絶好の機会であります。両大会の成功に向けて、スポーツ局を16人増員し、74人体制とするなど、組織体制を大幅に強化し、万全の準備を進めてまいります。
はじめに、スポーツの聖地づくりについてであります。
「スポーツの聖地づくり」の具現化に向けて、現在、部局横断的なプロジェクトチームにおいて、アクションプランの策定を進めているところであります。
来年度は、全庁を挙げてアクションプランを推進するとともに、競技力向上に向けたIT技術やスポーツ医・科学の活用などにも対応し、スポーツが人生を豊かにし、地域を元気にする「スポーツの聖地づくり」を加速してまいります。
ラグビーワールドカップ2019(ニセンジュウキュウ)につきましては、いよいよワールドカップイヤーを迎えました。大会本番に向けて、交通輸送、警備、ファンゾーンなどの実施計画に基づき、開催準備の総仕上げに万全を期してまいります。
また、試合当日には、JR愛野駅からエコパスタジアムに至るラストマイルにおきまして、本県ならではの最高のおもてなしでお迎えし、ふじのくに静岡県の魅力を、国内外からの観戦客の皆様に体感していただきます。
さらに、4月からは、ラグビー教本の学校教育への活用もスタートいたします。ヤマハ発動機ジュビロの選手を交えた授業や交流を行う重点校として72校を指定いたしました。県内の小中学生に、“One for All(ワンフォーオール)、 All for One(オールフォーワン)”に代表される、ラグビーの精神を学んでいただき、人間としての成長につなげてまいります。
“一生に一度”と言われる世界最高峰のプレーを、出来るだけ多くの皆様に、エコパスタジアムで観戦していただき、本県で開催されたワールドカップを記憶にとどめ、レガシーとして継承されるよう、努めてまいります。
東京2020(ニーゼロニーゼロ)オリンピック・パラリンピックにつきましては、昨年11月、大会組織委員会から自転車競技テストイベントの概要が発表され、本県で開催されるロードレース、マウンテンバイク、トラック・レースについても、日程と会場が決定いたしました。
このテストイベントにあわせて、交通輸送対策や都市ボランティアの実地研修などの実践的な準備を行います。また、500日前、1年前の節目に記念イベントを開催し、大会の機運を盛り上げてまいります。
さらに、聖火リレーにつきましては、東京2020(ニーゼロニーゼロ)オリンピック聖火リレー静岡県実行委員会において、県内のリレールートを検討しております。本年夏の公表に向けて、大会組織委員会と調整を進めてまいります。
大会の成功に向けて、組織委員会、地元市町、経済界などと一体となって、万全の準備を進めてまいります。