平成31年2月県議会定例会知事提案説明要旨1

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ページID1010836  更新日 2023年1月13日

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平成31年2月県議会定例会知事提案説明要旨

【1.前文】

平成31年度の当初予算案、並びにその他の議案を提出するに当たり、その概要を御説明申し上げ、併せて、当面する県政の課題について所信の一端を申し述べます。

本年は、「平成」の世も改まり、新しい時代の幕開けとなる、節目の年であります。明治以降の日本は、西洋文明を受容し、欧米に追い付き、追い抜くことを目指した中央集権体制の「東京時代」でありました。

既に、我が国は、西洋文明を模倣するのではなく、海外から模倣される立場にあります。昨年、ノーベル生理学・医学賞を受賞された本庶(ほんじょ)佑(たすく)氏をはじめ、米国に次ぐ、多くのノーベル賞受賞者を輩出し、訪日外国人が初めて3,000万人を突破するなど、我が国は、世界から憧れられる国になりつつあります。

本県に目を向ければ、平成25年6月の富士山世界遺産登録を皮切りに、80を超える地域資源・人材群が、次々と世界的な評価を得ております。また、本県で暮らし、働く外国人県民は8万人を超え、着実に増加しております。

先月12日には、本年の幕開けにふさわしい日本最大級のファッションイベント、東京ガールズコレクション「TGCしずおか2019」が開催され、県内外の多くの若者が訪れ、大盛況のうちに終了しました。春には、19年ぶりとなる静岡デスティネーションキャンペーン、秋には世界最高峰の大会「ラグビーワールドカップ2019(ニセンジュウキュウ)」が開催されるなど、国内外からの注目がますます高まり、交流の拡大が期待されます。

「富国有徳の美しい“ふじのくに”の人づくり・富づくり」を加速し、若者、女性、高齢者、障害のある方や外国人県民など、誰もが努力をすれば人生の夢が叶う「Dreams come true in Japan (ドリームズカムトゥルーインジャパン)の拠点」、すなわち「ドリカムランド」となることが“ふじのくに”の将来像であります。

「世界から見た静岡県」という視点に立ち、世界共通の目標であるSDGsのフロントランナーとして、世界の人々が憧れる魅力ある地域を築くべく、オール静岡で取り組んでまいります。

引き続き、県議会の皆様の更なる御支援、御協力を賜りますよう、お願い申し上げます。