平成31年2月県議会定例会知事提案説明要旨2-4-2

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ページID1010848  更新日 2023年1月13日

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平成31年2月県議会定例会知事提案説明要旨

【2.平成31年度当初予算案と組織定数の改編の基本方針の1つ目「人づくり・富づくりのための重点的な取組」】

(4)誰もが活躍できる社会の実現

2.産業人材の確保・育成

次に、産業人材の確保・育成についてであります。

雇用情勢につきましては、昨年12月の有効求人倍率は1.65倍で、22か月連続で全国平均を上回っております。こうした中、多くの産業分野で人材不足が顕在化しており、産業を支える人材の確保と育成が急務であります。

このため、社会総がかりで「産業人材確保・育成プラン」を推進し、高度産業人材の育成や、UIJターン就職、女性や高齢者、障害のある方などの多様な人材の活躍の促進などに取り組んでまいります。

産業競争力の源泉となるICT人材につきましては、AIやIoT、ビッグデータなどのICT技術の急速な高度化・多様化に伴い、これに対応した専門的な知識や技能を有する人材の確保・育成が、喫緊の課題であります。

このため、将来を見据えたICT人材の確保・育成戦略を策定し、ICTに係るトップレベルの人材から、各企業の中核的人材、次世代を担う人材まで、総合的な施策を展開してまいります。ICTのトップベンチャーと県内企業とのマッチングをはじめ、企業によるICT拠点の形成に対する支援、大学生等を対象とした課題解決型ゼミの開催などに取り組んでまいります。

進学などで首都圏等に転出した若者のUIJターンにつきましては、「30歳になったら静岡県!」をキャッチフレーズに、自らの人生を見つめ直す30歳前後の若者の再挑戦の第一歩を応援いたします。高校卒業時に「ふじのくにパスポート」を配付し、本県で活躍しようとする、意欲のある若者の増加につなげてまいります。

技術者育成の中核となる職業能力開発短期大学校につきましては、2年後となる2021年4月の開学に向け、建築工事に着手いたします。「現場に立って、自ら考え、行動できる人材」を育成するため、教育カリキュラムの検討や、産業界との連携を進め、日本一の「実学の府」を目指してまいります。