令和6年度多様な人材活躍推進セミナー:テレワーク導入促進セミナー

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ページID1071325  更新日 2025年4月7日

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写真:令和6年度テレワーク導入促進セミナー

開催概要

テレワーク導入企業の裾野拡大を目的に、テレワークしづらい業種を対象としたセミナーと、育児・介護休業法の改正ポイントが学べるオンラインセミナーを実施しました。

先進技術を持つ企業や専門家による基調講演、県内外の企業事例を紹介し、テレワーク活用への一助としていただきました。

9月3日(火曜) テーマ:製造業・建設業・運輸業向け

第1部:基調講演

写真:中川 純希氏

■登壇者および主な内容
第1部:基調講演「「現場」を支えるテレワーク活用の最適解~製造業・建設業・運輸業の成功事例と少し先のミライの話~」
講師:株式会社ジザイエ 代表取締役CEO 中川 純希氏

基調講演では、工場や建設現場など従来リモートワークが困難とされていた業務の遠隔就労を実現するプラットフォームを提供する、株式会社ジザイエの中川純希氏より、プラットフォームの具体的な機能や運用方法について詳しく解説いただいた。

その中で、将来は現場仕事のあり方が大きく変わることを強調され、人材不足の解消や生産性向上、労働者の安全確保にもつながる点についてお話しいただいた。

第2部:先進企業の事例紹介

★株式会社イシダテック 総務部 小山 和希氏
・社長主導でDXチームを立ち上げ、身近なデジタル化から基幹システム入替まで段階的に推進
・システムのクラウド化やペーパーレス化による働く場所の拡大とその効果
・テレワーク導入による「暗黙知」の形式知化と、社内3部門での活用

★株式会社日光電機 代表取締役 佐藤 陽子氏
・テレワークの必要性を感じた背景、コンサルティング活用など導入に向けた取り組み
・導入したツールやソフトウェアの紹介、対象職種とそれぞれの具体的な運用・就業状況
・導入時の社内調整などの苦労点、顧客満足度やワーク・ライフ・バランス向上など導入によるメリット

★浜松倉庫株式会社取締役 営業デジタル推進本部長 伊藤 浩嗣氏
・過去20年間の取り組みとDX化の背景、基幹システムの刷新とデータ連携
・事務所におけるペーパーレス化・ファクスレス化・固定電話レス化などのテレワーク対応内容と効果
・今後の展開として、現場作業のテレワーク化、ロボットとの協働を推進中

参加者からは
・現場のオペレーションをテレワーク化する上での課題と現在の技術開発について知ることができた。
・テレワーク推進否定派が一定数いる中で、できるところから少しずつ導入した経緯や方法が聞けた。
・出張先でのモバイルツールを用いた報告書の作成は自社でも取り入れたい。
など多くの感想が寄せられました。

写真:先進企業

10月25日(金曜) テーマ:医療・福祉、卸売・小売業、サービス業向け

第1部:基調講演

写真:奥 敬祐氏

■登壇者および主な内容
第1部 基調講演 「テレワークで顧客と社員から選ばれる企業に~医療・福祉、卸売・小売業、サービス業の成功事例~」
講師:一般社団法人日本テレワーク協会 専務理事 奥 敬祐氏

基調講演では、長年テレワーク導入の普及・啓発活動を行う日本テレワーク協会の奥 敬祐氏より、過去30年の日本経済とテレワーク導入による人材確保の重要性についてお話しいただいた。

これからの時代に企業が成長していくための方策として、テレワーク導入が有効な手段となること、またテレワークを導入して成果に繋げている企業の実例を紹介いただいた。

第2部:先進企業の事例紹介

★株式会社RST 取締役 経営管理本部 本部長 山崎 訓志氏
・情報管理のクラウドシステム化によりテレワーク環境が構築され、その後も環境づくりが進んだ点
・書類電子化や業務のスムーズな展開など具体的な環境整備と、その過程で得られた教訓
・会議の参加率、精度・効率の向上、時間の有効活用といった効果

★株式会社一の湯 店舗運営本部長 大野 正樹氏
・優秀な社員の離職防止を目的としたテレワーク導入とその経緯
・予約サイトの宿泊プランの販売管理などで活用されている、実際のテレワーク運用事例
・業務マニュアルの電子化やLINEWORKS活用による、トラブル発生時などの情報共有や在宅勤務者との円滑なコミュニケーション

★エールあい介護サービス有限会社取締役 月野 愛子氏
・介護サービス提供責任者の事務作業軽減と、遠隔地事業の新規立ち上げを目的としたテレワーク導入
・訪問介護向けシステムを活用したスケジュール管理と給与計算の一部のデジタル化推進
・ツール連携による勤怠管理、事務業務の効率化、介護スタッフの事務負担の軽減

参加者からは
・すべてをテレワークにするわけではなくできる業務を選択しながら、また従業員の状況変化に応じてテレワーク業務をあらためてつくるところなど学びになった。
・会社の活性化、仕事のマンネリ化改善になると思った。
・テレワークが難しい介護・福祉業界での導入方法やマネジメント方法は大変参考になった。
など多くの感想が寄せられました。

 

写真:先進企業

11月28日(木曜) テーマ:育児・介護休業法改正と働き方の選択

第1部:基調講演

写真:田澤 由利氏

■登壇者および主な内容
第1部:基調講演「働き方が変わる!テレワーク努力義務化へ~育児・介護休業法改正の対策と先進事例~」
講師:株式会社テレワークマネジメント 代表取締役 田澤 由利氏

基調講演では、テレワーク導入支援コンサルティングや普及活動を行う、株式会社テレワークマネジメントの田澤 由利氏が登壇。

リアルタイムアンケートや臨場感あふれるZoomの画面表示機能などを活用し、オンラインでもきめ細かなコミュニケーションが可能なことを体現しながら、法改正のポイントやテレワークにおける時間管理などについて解説していただいた。

第2部:先進企業の事例紹介

★株式会社タウンズ 人事部 鈴木 奈津美氏
・短時間勤務やフレックス勤務が可能な勤務特例制度の運用開始後、テレワーク制度導入
・1人1台PC貸与、月6割程度のテレワーク勤務を認める運用方法
・勤務特例制度とテレワーク制度の併用による家庭と仕事の両立

★シェイプウィン株式会社 代表取締役 神村 優介氏
・テレワークとスーパーフレックスタイム制による柔軟な働き方の紹介
・場所を選ばない優秀な人材確保や従業員満足度の向上など、テレワーク導入の効果
・データ活用と社内公開、明確な評価制度など、テレワークで成果を上げる数々の工夫

★株式会社アドテクニカ 取締役副社長 佐藤 由貴氏
・テレワーク導入経緯と、その時々の自社状況に合わせた取り組みのステップ
・自社におけるテレワーク導入の課題と、課題に応じた施策
・個々の事情に合わせた働き方を選択できる環境整備とその成果

参加者からは
・テレワークの導入は考えていなかったが、講師の講演を聞いて出来る事から始めてみたいと思えた。
・導入に至る経緯や、実際に失敗だったことなどリアルな声を聴くことができ参考になった。
・テレワークにおけるポイント「監視しない」というのは難しいと感じていたが、講師や企業の話を聞き、それを難と感じさせない雰囲気であった。
など多くの感想が寄せられました。

写真:先進企業

このページに関するお問い合わせ

経済産業部就業支援局産業人材課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2817
ファクス番号:054-271-1979
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