令和4年度「多様な働き方導入セミナー」

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ページID1047653  更新日 2023年1月13日

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写真:令和4年度「多様な働き方導入セミナー」チラシ

10月20日(木曜) 「優秀な人材確保のための「多様な働き方」とは ニューノーマル時代における企業成長のヒント」

第1部:基調講演

写真:石川貴志氏

講師 石川貴志氏
一般社団法人Work Design Lab代表理事

2013年副業ワーカーのみで構成されるWork Design Labを設立。全国各地で企業・行政・団体等と連携し、産業振興や人材育成に関わるプロジェクトを多数手掛ける。総務省地域力創造アドバイザー、観光庁 新たな旅のスタイル促進事業アドバイザー、経営情報イノベーション専門職大学客員教授、関西大学非常勤講師等を務めている。

基調講演では、副業・兼業をはじめ、多様な働き方に関する事業や講演を全国で行っている石川貴志氏に講演いただいた。
冒頭で、「多様な働き方」は手段であり、何のための制度か、制度導入時に目的を明確にすることが必要であるというお話をされた後、多様な働き方が求められる背景について、社会、企業、個人という切り口から説明していただいた。
また、多様な働き方を進める際、ライフスタイルを意識した上で制度設計し、家族も経営チームとして捉えることで従業員のエンゲージメントが高まることや、人事戦略は経営戦略であり、多様な働き方の導入は個人と組織がともに成長できるきっかけとなることを、実践事例を交えてお話しいただいた。

第2部:静岡県内企業の取組事例紹介、パネルディスカッション

[パネリスト企業]
株式会社Sweets Investment空き家買取専科 社会福祉法人美芳会 株式会社東海医療器械

県内企業3社から取組を発表していただいた後、石川氏をファシリテーターとして、パネルディスカッションを行った。
「副業を支援する風土や関係性の作り方」という参加者からの質問に回答したほか、実際に取り組んでみて難しいところなど、今後取組を進める上で参考になる点について石川氏と3社が意見を交わした。

参加者からは、「新しい事に挑戦していく難しさがありながらも、変えていく事の大切さについて学ぶ事が出来た」、「難しい事もあるが、これからの経営を考えると導入していかなければならない」、「大変貴重なヒントを得られた」といった声が聞かれた。

厚生労働省の関連情報

11月25日(金曜) 「Amazon人材が育つ仕組み 女性が働きやすく活躍できる環境づくり」

第1部:基調講演

写真:小西みさを氏

講師 小西みさを氏
元アマゾンジャパン広報本部長
AStory合同会社 代表/aLLHANz合同会社 代表

国内外の企業で約30年のPR/ブランディングの実績を持つ。
2003年にアマゾンジャパンに入社し、広報部門を立ち上げる。その後、経営メンバー及び広報本部長に就任。
企業のパーパス(存在意義)を強調したパーパス・ブランディングを駆使し、同社のブランド価値向上に大きく貢献。2016年末、同社を退職し、翌年AStory合同会社代表を設立。企業規模問わず多くの企業のPR活動を支援している。

基調講演では、小西みさを氏に講演していただいた。
変化が激しく予測困難な現代における消費者行動や嗜好の変化を捉えた上で、多様なニーズに対応する組織のあり方として多様な人材が必要であることや、多様性のある組織がイノベーションを促進していることなど、データを用いて説明していただいた。
また、多様化された組織の効果を最大化するための考え方である「DE&I※」を紹介され、アマゾンにおけるこだわりや取組について、人材の育成や採用、マネージャーの役割を中心に具体的にお話しいただいた。
講演を通じて、女性に限らず誰もが働きやすい組織づくりやチーム力の強化に必要なことを伺った。

※DE&I
Diversity(多様性)、Equity(公平性)、Inclusion(包摂性)

第2部:静岡県内企業の取組事例紹介、パネルディスカッション

[パネリスト企業]
静鉄プロパティマネジメント株式会社 株式会社電業社機械製作所 丸尾興商株式会社

県内企業3社から取組を発表していただいた後、小西氏をファシリテーターとして、パネルディスカッションを行った。
360度評価や女性活躍を推進する意義、硬直化・同質化した組織の見直しといったテーマを取り上げ、小西氏と3社からお話を伺った。

参加者からは、「ロールモデルがいることが女性活躍を推進する大きな一つとなると改めて感じました」、「働きやすい環境にするため、従業員全員が使える制度を検討していきたい」、「受講した内容を社員に伝え、少しずつ導入していけたらと思います」などの感想が寄せられた。

厚生労働省の関連情報

12月20日(火曜) 「改正育児・介護休業法等から考える両立支援 介護や不妊治療との両立・男性の育児休業取得」

第1部:基調講演

写真:岩崎まゆみ氏

講師 岩崎まゆみ氏
まゆみ社会保険労務士事務所
(特定社会保険労務士・産業カウンセラー)

不妊治療を経て第2子出産後、社会保険労務士事務所でパートとして社会復帰する。
ハローワークでの相談や雇用能力開発機構における助成金審査を担当した後、大手税理士法人傘下であるアイクス社会保険労務士法人(現:セブンセンス社会保険労務士法人)に入社。入社半年で登録社員(役員)となる。2014年からまゆみ社会保険労務士事務所主宰。現在、自身の育児や介護の両立経験を活かし、「働き方コンサルタント」として企業のコンサルティングを行っている。

基調講演では、社会保険労務士として働き方に関するコンサルタントも手がける岩崎まゆみ氏に講演いただいた。
日本における社会構造の変化や課題、不妊治療経験者の増加、男性の育児休業取得率の国際比較といった現状について説明された後、育児・介護休業法の改正点、両立支援助成金や新たな認定制度「くるみんプラス」などの両立支援制度について解説していただいた。

このほか、不妊治療、出産、育児、介護といったご自身の実体験を踏まえ、当事者が抱える悩みや同僚の接し方、会社が取り組むポイントについてもお話しいただいた。
通院の予定が立ちにくい不妊治療、産後うつ対策や第2子出産の鍵となる男性の育児休業取得、そして誰もがある日突然直面する可能性のある介護との両立。いずれのケースも、属人化の解消や休業・休暇を取りやすい環境づくりを進めることで会社の価値が高まり、採用活動にも有利に働くことや、管理職が休むケースでは、部下に仕事を任せるとキャリアストレッチになるなど、新たな視点で両立支援を捉えるきっかけとなった。

第2部:静岡県内企業の取組事例紹介、パネルディスカッション

[パネリスト企業]
株式会社フジヤマ 三島信用金庫 株式会社松浦スチロール工業所

県内企業3社から取組を発表していただいた後、岩崎氏をファシリテーターとして、パネルディスカッションを行った。
休業期間中の給与の取扱いや制度の利用に伴う人員不足への対応といった参加者からの質問に応じたほか、業務の効率化に向けた取組、制度利用が進まない要因など、具体的な事例や対応策について岩崎氏と3社から伺った。

参加者からは、「たくさんのお話を聞けたので勉強になりました」、「県内企業の取組がよく理解できました」といった声が聞かれた。

厚生労働省の関連情報

このページに関するお問い合わせ

経済産業部就業支援局労働雇用政策課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2817
ファクス番号:054-271-1979
roudou-koyou@pref.shizuoka.lg.jp