令和6年度多様な人材活躍推進セミナー:経営者向け導入セミナー

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ページID1071312  更新日 2025年4月7日

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写真:令和6年度経営者向け導入セミナー

開催概要

急速に進む人材不足、技術革新やグローバル化への対策として、ダイバーシティ経営や多様な働き方を推進するためのオンラインセミナーを開催しました。

「ダイバーシティ経営」「副業・兼業」「育児・介護休業法改正と働き方の選択」をテーマに、多様な価値観が企業と従業員にもたらす価値や、働きやすい職場づくりを紹介しました。

9月27日(金曜) テーマ:ダイバーシティ経営

第1部:基調講演

写真:タキザワケイタ氏

■登壇者および主な内容
第1部:基調講演「多様な社員の活躍で人材不足時代を乗り越える!中小企業のダイバーシティ経営セミナー」
講師 PLAYWORKS株式会社 代表取締役 インクルーシブデザイナー タキザワケイタ氏

基調講演では、「インクルーシブデザイン※」を用いたコンサルティングファーム、PLAYWORKS株式会社のタキザワケイタ氏よりインクルーシブデザインとその活用企業の事例をご紹介いただいた。

障害のある人と「共に創る」ことで、これまでにない価値を持った製品が出来ることや、それがひいては多くの人にとっても恩恵あるものになること等をお話しいただき、多様性を受け入れることの重要性を解説いただいた。

※インクルーシブデザインとは
 これまで製品開発のターゲットから除外されがちだった多様な背景を持つ人たちとともに、企画開発を進めるデザイン手法

第2部:先進企業の事例紹介

★中野町産業株式会社 営業 久野 梓氏 <女性の活躍>
・女性事務職員が男性領域の現場仕事に異動したことを契機に、女性活躍を推進
・現場に加え、各部署への女性登用が進み、組織風土が変化
・営業職で活躍する女性の声を紹介

★社会福祉法人天竜厚生会 総務部 人事課 櫻田 直希氏 <外国人の活躍>
・外国人介護人材の雇用背景、自治体・学校との連携による雇用体制
・受け入れ後の資格取得支援、交流会開催など安心して生活・就労できる環境づくり
・外国人材活用による社内変化、企業ニーズに応じた採用方法の提案

★松川電氣株式会社 代表取締役 小澤 邦比呂氏 <高齢者の活躍>
・経営テーマである「大家族経営」と、経済的健康・身体的健康・精神的健康の3つの健康について
・3つの健康を促進するための具体的な取り組みとその目的
・高齢者の雇用条件や勤務状況と職場にもたらすメリット

参加者からは
・人生100年時代において、女性・シニア層が各人の強みを生かして、より長期で働けるような環境づくりをする事例を知ることができて良かった。
・現役世代が少ない中で、いかに企業に合った外国人を採用していくことが大切かがよく理解できた。
・社員に寄り添うことで新たな対応力が培われていくと感じた。
など多くの感想が寄せられました。

フジ物産

12月6日(金曜) テーマ:副業・兼業

第1部:基調講演

写真:嵯峨生馬氏

■登壇者および主な内容
第1部 基調講演 「越境体験で社員が育つ!中小企業の副業・兼業活用セミナー」
講師:認定NPO法人サービスグラント 代表理事 嵯峨 生馬氏

基調講演では、非営利組織の課題解決を支援するNPO法人、サービスグラントの嵯峨生馬氏より、副業と共通点のある「プロボノ※」についてご紹介いただいた。

プロボノのような越境体験が、視野を広げ、肯定的な自己認識をもたらすなど、人材開発の良い機会となること、また社会貢献や社会参加の重要性とそれが個人にもたらす価値について、実例を交えながらお話しいただいた。

※プロボノとは
 仕事で培った専門的なスキル・経験等をボランティアとして提供し社会課題の解決に成果をもたらすこと

第2部:先進企業の事例紹介

★静岡鉄道株式会社 人事部 人財採用課 課長 住吉 昂太氏
・従業員を対象とした副業制度導入の背景や目的
・社外副業制度「xRail(クロスレール)」、社内副業・グループ会社内副業「静鉄おてつたび」の具体的運用や実績を紹介
・副業制度導入による企業や従業員のメリット、懸念点への対応

★加和太建設株式会社 社長室 主任 柴崎 研氏
・自社の状況と専門性の高い外部の副業人材を活用することになった経緯
・新規事業の戦略立案や推進、データ分析の仕組みづくりなどで、外部人材の知見とスキルを活用している事例
・副業人材活用により既存メンバーの成長促進、コスト面でもメリット

★医療法人社団明和会 大野浦病院 会長室 室長 松原 かほり氏
・医療介護産業の状況と、自社に合った働き方の現状分析
・能力開発制度、多様な働き方の各取り組み、業務スキルを認定する「法人認定マスター制度」の紹介
・副業制度の導入経緯と運用、主業への好影響、スキルアップに繋がった成果

参加者からは
・副業についての実例を知り、自社に置き換えて考えるとどのようにしていったらいいかのイメージがつきやすかった。
・パラレルキャリアという考え方を知り、自分のキャリアについて考えてみようと思った。
・副業を行う方たちの気持ちや背景について教えてもらうことができた。
など多くの感想が寄せられました。

 

先進企業

1月19日(金曜) テーマ:不妊治療を含む家庭の事情と仕事の両立

第1部:基調講演

写真:平野翔大氏

■登壇者および主な内容
第1部:基調講演「社員の人生の変化を受け入れる!働き続けたくなる職場づくりセミナー」
講師 一般社団法人Daddy Support協会 代表理事 産業医・産婦人科医・医療ジャーナリスト 平野 翔大氏

基調講演では、父親の育児支援事業を行うDaddy Support協会の平野翔大氏より、企業が取り組むべき「男性育児支援」についてお話いただいた。

男性育休取得が推奨される昨今だが、取得だけに前のめりになると、復帰後の両立困難による離職やメンタル不調につながりかねないという課題を指摘。企業は、妊娠期から育休後まで長く続く子育て期間を見据えた両立支援に取り組む必要があることを、わかりやすく解説していただいた。

第2部:先進企業の事例紹介

★株式会社愛ノ宮 代表取締役社長 大石 隆久氏
・企業主導型保育園の設置経緯や運営、保護者・園児管理、研修制度の紹介
・バックオフィス業務を効率化する各種システムの導入と連携
・ワーク・ライフ・バランス向上のための休みやすい仕組みづくりと従業員の声

★株式会社アイジーコンサルティング 総務部 総務課 江間 智子氏
・働きがいのある会社づくりのため、両立支援と男性の育休取得を推進
・専任担当者「ママアドバイザー」設置、出産育児マニュアル配布、面談などによる風土づくり
・男性の育休取得率向上と両立支援の認定取得、今後の展望

★有限会社千代田運送店 代表取締役 駒田 文夫氏
・従業員を大切にする信念のもと、多様な働き方の導入で深刻な人手不足を克服
・高齢の社員や、家族を介護中の社員など、多様な事情を抱えた社員が勤務時間を調整しながら働く運用実例
・多能工化により、互いの不足部分を補い合い、助け合える体制の取り組みを紹介

参加者からは
・育休取得率ばかりに目が向きがちだったが、早期に復帰できることが大切であることを学べた。
・事業規模が同じ状況の中で進められてきた企業があることを知り、自社にもできるのではないかと感じられた。
・育児休暇等の働き方の柔軟性においては、システム導入や短期コスト発生の容認等、マイナス要素を受け入れ、プラス要素をできるだけ定量的にとらえていくことが大切であると感じた。
など多くの感想が寄せられました。

先進企業

このページに関するお問い合わせ

経済産業部就業支援局産業人材課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2817
ファクス番号:054-271-1979
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