ため池等整備事業ため池群倉真川地区の完了！

　農業用ため池は、地域農業を支える貴重な水源として活用されていますが、自然災害により決壊した場合、周辺地域に甚大な損害を与える可能性のあるものが数多く存在しています。

静岡県は、こうしたため池を「防災重点ため池」として指定し、耐震・豪雨・老朽化対策を推進しています。

中遠農林事務所管内では、令和5年度までに対策が必要な49箇所のため池について対策が完了しており、令和6年度も27箇所のため池で整備が進められています。

ため池群 倉(くら)真(み)川(がわ)地区では、掛川市上西郷地域の4つのため池を対象に平成30年度からため池等整備事業として耐震対策整備を行ってきました。

これらのため池は江戸時代から明治時代に築造され、昭和後期から平成にかけて改修されているものの、点検によって現在の耐震基準を満足していないことが判明していました。

本事業では、堤体を盛土や地盤改良で補強するとともに、緊急放流機能を整備しました。令和6年度をもって全ての工事が完了し、安全性を高めることができました！

　中遠農林事務所では、地域の暮らしや農業を守るため、今後もため池の整備を進めていきます！！