森の力再生事業について
森の力とは
静岡県は県土の3分の2が森林です。森林には「山崩れの防止」や「水を蓄える」などの様々な公益的機能があり、これを「森の力」と呼んでいます。その恩恵は県民に広く及ぶ共有財産です。
森林(もり)づくり県民税による荒廃森林の再生
木材の価格の低迷し、森林所有者による手入れが行き届かず、「森の力」が発揮できない森林の増加が心配されていました。
このため、静岡県では「森林(もり)づくり県民税」を県民の皆様に負担していただき、「森の力再生事業」により荒廃森林の整備を進めてきました。
その結果、第1期である平成18~27年度の10年間に静岡県内で12,374ヘクタール、中遠農林事務所管内で1,904ヘクタールの荒廃森林を整備することができました。
一方で、近年、集中豪雨が頻発し、山地災害発生リスクが高まる中、新たに荒廃が進行している箇所があることが明らかになり、緊急な整備が求められています。
さらに、市町や関係団体からは、事業の継続が要望されるとともに、平成27年1月には、森の力再生事業評価委員会から、「荒廃森林の再生に引き続き取り組む」よう提言を受け、平成28年度から令和7年度までの10年間を第2期として「森の力再生事業」を継続しています。
令和4年度末には、静岡県全体の第2期計画面積11,200ヘクタールのうち7,337ヘクタールの整備が完了しています。そのうち中遠農林事務所管内では1,152ヘクタールの整備が進んでいます。
整備の様子
人工林再生整備(一般型)
日光が入らず暗くなったスギやヒノキの人工林では、下草や広葉樹の生育を促すように間伐をします。
竹林再生整備
より詳しく知りたい方は
静岡県庁森林計画課の森の力再生事業のページをご覧ください。
このページに関するお問い合わせ
静岡県中遠農林事務所 森林整備課
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