(1)チャレンジ元年
令和7年2月県議会定例会知事提案説明要旨
【3.行政経営の推進】(1)チャレンジ元年
続きまして、行政経営の推進についてであります。
今後の自治体経営においては、自治体としての体質や組織の考え方を変えていく、LGXが極めて重要となります。そこで、令和7年度を2つの「元年」と位置づけ、しっかりと取組を進めていく決意であります。
まず、「チャレンジ元年」についてであります。
人口減少や社会を大きく変える技術革新等を見据え、県庁を挙げて、積極的なチャレンジを行ってまいります。具体的には、「チャレンジ」をキーワードに、組織の変革に向けた2つの取組を進めてまいります。
1つ目は、生成AI・デジタル技術を前提とした働き方の変革であります。生成AI等の新たな技術は、労働の「常識」を根本から変える可能性を秘めております。そのため、まずは、デジタルに関する基本知識や生成AIの活用方法等を身に付ける研修機会を拡充するとともに、全職員が日常から生成AIを活用できるよう環境を整備いたします。加えて、来年度、新たな技術を前提とした働き方について、具体的に検討してまいります。さらに、職員の行動の変革を促すため、自ら行政課題を発見し、積極的に新たなチャレンジを行う職員を高く評価し、職員の働く意欲の向上に努めてまいります。
2つ目は、民間の知識・経験等を一層活用した、課題の解決であります。まず、最先端の技術と知見を持つスタートアップと連携し、社会的課題の解決に向け、効果的かつ効率的に政策を推進してまいります。また、柔軟な発想を持つ若手職員の提案制度を設け、斬新なアイデアを積極的に採用、具現化してまいります。