平成28年2月県議会定例会知事提案説明要旨4-3-4
平成28年2月県議会定例会知事提案説明要旨
【4.「総合計画後期アクションプランの8つの重点取組」】(3)新成長産業の育成と雇用創造
次に、ニホンジカ対策についてであります。
県内に生息しているニホンジカは、適正生息数の5倍を超える4万頭以上と推計されており、森林の下層植生の衰退や農林業被害が年間1億4千万円余にも及ぶなど、県内全域で自然植生や農林業等に深刻な影響を与えております。これに対応するため、平成28年度は総捕獲頭数を、伊豆地域では7,700頭から9,600頭に、富士地域では4,600頭から5,400頭に拡大して個体数の削減を進めてまいります。
特に被害の深刻な伊豆地域においては、大型囲いわなによるシカの一斉捕獲を実施するほか、里山において捕獲従事者の育成を兼ねた捕獲を試行するなど、体制の強化を目指してまいります。