平成28年2月県議会定例会知事提案説明要旨4-2-3
平成28年2月県議会定例会知事提案説明要旨
【4.「総合計画後期アクションプランの8つの重点取組」】(2)内陸のフロンティアを拓く取組
次に、富士山静岡空港についてであります。
平成27年の富士山静岡空港の利用者数は、国内線、国際線を合わせて699,467人となり、後期アクションプランの目標である年間利用者数70万人の達成が、視野に入ってまいりました。
国際線は、中国からの訪日需要が持続する中、友好協定を締結する浙江省の省都・杭州との間に、北京首都航空に続いて、中国東方航空が1月10日から新しく週2往復の運航を開始いたしました。
国内線におきましてもフジドリームエアラインズが、平成28年夏ダイヤにおいて、5年ぶりに鹿児島線を1日1往復の運航とするとともに、札幌線も週4往復から週5往復へ増便するなど、富士山静岡空港の航空ネットワークは着実に充実してきております。引き続き、一層の利用拡大に向け積極的に取り組んでまいります。
空港機能や利便性の向上につきましては、旅客ターミナルビルの改修及び増築工事に来年度から着手し、国内線は平成29年度、国際線は平成30年度中の供用開始を目指してまいります。
また、空港利用者のニーズが高い宿泊・物販施設等のサービス産業施設や格納庫の立地促進を図るため、空港ターミナル地区西側用地の造成等の基盤整備を進め、早期に事業者の公募を実施してまいります。
さらに、空港へのアクセス機能の向上を図るため、新たに空港と掛川駅間において乗合タクシーの運行を開始いたします。
新しい空港運営体制の構築につきましては、全国の地方管理空港に先駆けて、公共施設等運営権制度導入に向けた実施方針を作成するなど具体的な手続きを進めてまいります。
「行政による管理」から「民間による経営」に転換することにより、より効率的で利便性の高い空港運営を実現し、県民の皆様をはじめとした国内外の皆様に選んでいただける、魅力溢れる空港を目指して取り組んでまいります。