平成28年2月県議会定例会知事提案説明要旨3-1-1

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ページID1010490  更新日 2023年1月13日

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平成28年2月県議会定例会知事提案説明要旨

【3.“ふじのくに”づくりの総仕上げに向けた重点的な取組】(1)スポーツを通じた交流の拡大とスポーツ王国しずおかの復活

予算編成と組織定数改編の1つめの基本方針である「“ふじのくに”づくりの総仕上げに向けた重点的な取組」について、3つの戦略と8つの重点取組に沿い御説明いたします。

はじめに、3つの戦略についてであります。

戦略の第1は、スポーツを通じた交流の拡大とスポーツ王国しずおかの復活についてであります。

ラグビーワールドカップ2019(ニセンジュウキュウ)、2020年東京オリンピック自転車競技の本県開催の決定など、スポーツに関する県民の関心や期待が高まっております。スポーツが持つ力を通じた人間力の向上に努めるとともに、スポーツによる交流を拡大し、本県の魅力を世界に発信してまいります。

このため、来年度、知事部局にスポーツ局を新設いたします。学校教育の枠を超え、地域振興や観光、福祉など関係部局と連携した総合的なスポーツ施策を展開してまいります。

2020年東京オリンピック・パラリンピックにつきましては、昨年12月9日、スイスのローザンヌで開催されました国際オリンピック委員会理事会におきまして、オリンピック自転車競技のうち、トラック・レース競技及びマウンテンバイク競技の伊豆での開催が承認され、本県で、はじめてオリンピック競技が開催されることとなりました。56年ぶりに日本で開催される夏季五輪の競技が、世界遺産富士山をはじめとする美しい自然環境を有し、豊かな食や温泉に恵まれる本県で開催されることは大変意義深く光栄なことであります。

今後、さらに地元の開催機運を高めていくとともに、交通輸送や警備、選手や観客の宿泊先の確保など各種の課題を解決していく必要があります。このため、全県を挙げた推進体制を早期に整え、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会や伊豆市をはじめとする地元自治体等と連携し、大会の成功に向けて全力で取り組んでまいります。

特に、交通アクセスの改善につきましては、早期の着手が必要でありますので、東京五輪会場アクセス道路整備事業を来年度当初予算案に盛り込んだところであり、速やかに対応してまいります。

また、県内への事前キャンプ誘致につきましては、今年開催されるリオデジャネイロオリンピック・パラリンピックに各国関係者が集まりますことから、県内関係首長とともに私が現地に出向き、事前キャンプ地の視察や事前キャンプ候補地としての本県の魅力を発信してまいります。

また、大会終了後には、各国の事前キャンプ地の選定作業が本格化してまいります。本県で事前キャンプが実施されるよう、市町と連携し誘致活動を積極的に展開してまいります。