平成30年2月県議会定例会知事提案説明要旨3-1-2
平成30年2月県議会定例会知事提案説明要旨
【3.人づくり・富づくりのための重点的な取組】(1)命を守る安全な地域づくり2.「安全な生活と交通の確保」
次に、安全な生活と交通の確保についてであります。
性犯罪・性暴力被害者支援につきましては、被害にあわれた方のプライバシーや、心身の状態に十分配慮したきめ細かな相談をはじめ、医療機関での迅速な対応、心理的、法的ケアなど、多岐にわたる支援が必要であります。
このため、本年7月を目途に、産婦人科医、臨床心理士、弁護士、警察などの関係機関が連携し、被害者の様々な相談にワンストップで対応する支援センターを静岡市内に開設いたします。センターでは、24時間365日、いつでも相談を受け付け、関係機関には相談員が同伴するなど、被害者に寄り添った、きめ細かな支援を行ってまいります。
安全・安心な暮らしの確保と交通安全の推進につきましては、県民の安全で安心な生活を守るため、犯罪の発生状況に即した効果的な犯罪抑止対策を推進いたします。県民に不安を与える犯罪やテロの未然防止に努めるほか、警察活動の拠点となる(仮称)浜松西警察署、湖西警察署の整備を計画的に進め、官民協働による犯罪の起きにくい社会づくりを推進いたします。
平成29年の交通事故発生件数は30,244件で、前年に比べ1,274件減少いたしました。さらに交通事故の少ない安全な社会を実現するため、信号機や標識等の交通安全施設の整備に取り組むとともに、高齢者の交通事故の防止や発生状況を踏まえた取り締まりの強化など、総合的な交通事故防止対策を推進してまいります。