お肉はよく焼きで!
皆さんは、「カンピロバクター」「腸管出血性大腸菌」を聞いたことがありますか。これらは、お肉によく付いている食中毒を起こす細菌です。近年、生肉や加熱不足のお肉による食中毒が増えています。
年末年始には、家族や友人との会食の機会が多くなります。お肉は「よく焼きで!」を合言葉に、食中毒にならないように気を付けましょう。
生の肉類には食中毒菌がついています
家畜の腸内には様々な食中毒菌が存在し、と畜場でお肉にする過程でお肉やレバーに付着してしますことがあります。これらを生で食べることはリスクがあります。
「新鮮だから安全」ではありません!重症化すると命に関わることがあります。
主な病原体 | 主な原因食品 | 主な症状や特徴 |
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カンピロバクター |
鳥刺し、鶏たたき、鶏レバ刺し等 加熱不十分な鶏肉 等 |
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腸管出血性大腸菌O157など |
牛刺し、牛ユッケ等 加熱不十分な牛肉 汚染された野菜・果物類 浅漬け 等 |
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食中毒の予防方法
食肉の中心部までしっかり加熱しましょう
- お肉のやレバーの内部まで病原体が入り込んでいることがあります。
- よく加熱し、内部まで、白っぽく色が変化したことを目安にしましょう。
調理器具等からの汚染にも注意しましょう
- 焼肉等の際は、生肉を取り扱うはしやトングは専用のものを使い、食べる際には、必ず別の清潔なはしを使いましょう。
- 生肉に触ったら、よく手を洗いましょう。生肉に触れた器具もよく洗いましょう。
外食でも、よく加熱された肉料理を選びましょう
- 飲食店であっても、生又は加熱不十分な肉料理による食中毒が発生しています。
- よく加熱された肉料理を選んで、楽しい食事にしましょう。
野菜・果物類は流水でよく洗いましょう
- 汚染を受けた野菜・果物類の生食や浅漬けが原因となることもあります。
- レタスなどの葉菜類は、一枚ずつはがして流水で十分に洗いましょう。
- ブランチング(100℃の湯に5秒程度通す)したり、食品用の洗浄剤や、次亜塩素酸ナトリウム等を使用したりすると効果的です。
- 野菜・果物類は、カット、盛り付け等の調理後はすぐ食べるか、冷蔵庫で保管しましょう。
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