ノロウイルスによる食中毒に注意しましょう!!

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ページID1024962  更新日 2024年10月29日

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ノロウイルスによる食中毒は、一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。

ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。健康な方は軽症で回復しますが、子どもやお年寄りなどでは重症化したり、吐ぶつを誤って気道に詰まらせて死亡することがあります。
周りの方々と一緒に、次の予防対策を徹底しましょう。

感染経路

食品からの感染

  • 感染した人が調理などをして汚染された食品
  • ウイルスの蓄積した、加熱不十分な二枚貝など

人からの感染

  • 患者のふん便やおう吐物からの二次感染
  • 家庭や施設内などでの飛沫などによる感染

症状

  • 24時間~48時間の潜伏期間の後、吐き気、おう吐、下痢、腹痛、微熱が1~2日続く。
  • 感染しても症状のない場合や、軽い風邪のような症状のこともある。
  • 乳幼児や高齢者は、おう吐物を吸い込むことによる肺炎や窒息にも要注意。

対策の例

ノロウイルス食中毒予防の4原則

ノロウイルスによる食中毒を防ぐポイントは、ノロウイルスを「持ち込まない」「つけない」「やっつける」「拡げない」の4つです。

持ち込まない

食品事業者の方は、調理従事者の健康管理をしっかり行い、下痢やおう吐等の症状がある方は食品を直接取り扱わないなど、キッチンにノロウイルスを持ち込まないようにしましょう。

つけない

患者のふん便や吐ぶつには大量のウイルスが排出されるので、食事の前やトイレの後などには、必ず手を洗いましょう。2度洗い(「石鹸をつけてから水洗いまで」を2回行うこと)が効果的です。

やっつける

加熱が必要な食品は、中心部までしっかり加熱しましょう。ノロウイルスの汚染のおそれのある二枚貝などの食品は、中心部が85~90℃で90秒以上の加熱が必要です。

調理器具等は、洗剤などで十分に洗浄した後に、熱湯(85℃以上)で1分以上加熱するか、塩素消毒液(塩素濃度200ppm)に浸して消毒しましょう。

拡げない

多数の人が手を触れる場所(ドアノブ、水道の蛇口など)や、調理器具等は洗浄後、次亜塩素酸ナトリウムによる殺菌消毒を徹底しましょう。

胃腸炎患者に接する方は、患者のふん便や吐ぶつを適切に処理し、感染を広げないようにしましょう。

参考資料

県内のノロウイルス食中毒の発生状況

発生件数の年次推移(令和元年から令和6年10月29日現在)
年次 元年 2年 3年 4年 5年 6年
食中毒発生件数 14件 12件 6件 8件 6件 13件
ノロウイルス食中毒発生件数

7件

3件

0件

2件

1件

8件

患者数の年次推移(令和元年から令和6年10月29日現在)
年次

元年

2年

3年

4年

5年

6年

食中毒患者数

785人

284人

111人

167人

118人

308人

ノロウイルス食中毒患者数

284人

99人

0人

57人

11人

259人

静岡県の食中毒発生状況(月別病因物質別発生件数の推移)(令和元年~令和5年)
  総数 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
総数 46 3 4 6 3 4 7 2 4 3 4 3 3
ノロウイルス 13 2 2 2 1 1 3 0 0 0 0 0 2

関連情報

政府広報オンライン

厚生労働省のホームページ

国立感染症研究所感染症情報センター

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このページに関するお問い合わせ

健康福祉部生活衛生局衛生課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3708
ファクス番号:054-221-2342
eisei@pref.shizuoka.lg.jp