尾張富士［尾張冨士］

エリア

中部エリア

名称

尾張富士［尾張冨士］

読み

おわりふじ　［おわりふじ］

標高

275m

地域

愛知県犬山市

白山、本宮山とともに尾張三山のひとつ、飛騨木曽国定公園指定。

尾張冨士は、飛騨木曽国定公園に指定され、尾張三山（尾張冨士、白山、本宮山）のひとつである。山頂には、大宮浅間神社奥宮がある。尾張名所図会に、「凡そ疑富士は諸国にありといへども、皆其形によりて名付たるを、此の尾張冨士のみは左に非ず。むかし近江の土を駿河に運びて、湖と富士山とを造り給ひし時、担夫の神、此地にて一を覆いし給ひしが、即ち此山となりよし」と記述がある。毎年、8月の第一日曜日に尾張三大奇祭のひとつ「尾張冨士の石上げ祭」が開催され多くの観光客で賑わう。石を尾張冨士に上げた者は、願いがかなうといわれている。祭りの始まりは、木花開耶姫命（このはなのさくやひめのみこと）が尾張冨士が隣の本宮山より低いことを嘆いたということを聞いた村人が、木曽川の大石を山頂に積み上げ、大石を奉納したことからだといわれている。