静岡県の水産業について
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静岡県の水産業(R5年度版) (PDF 5.3MB)
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1.自然条件
静岡県は、入り組んだ岩礁域の伊豆半島、湾口部では水深2,500mにも達する深海性の駿河湾、広大な砂泥域からなる遠州灘、そして海水と淡水が混じり合う浜名湖と変化に富んだ海岸線を有しており、その総延長は、506kmの海岸線と浜名湖の141kmの湖岸を合計した647kmにも及んでいます。
また、沖合には黒潮が流れ、沿岸から沖合へと広がる海域は黒潮の恵みを豊かに受ける魚の宝庫であり、生産性の高い漁場が形成されています。
2.代表的な漁業
沿岸域では、シラスやサクラエビを漁獲する船曳網漁業やイカ・アジ・サバ等を漁獲する定置網漁業、海底にすむイセエビやヒラメ等を漁獲する刺網漁業、伊豆近海の代表的な魚であるキンメダイやムツを漁獲するたてなわ釣り等が行われています。また、沖合から遠洋にかけてはイワシ、アジ、サバを対象にしたまき網や棒受網漁業及びカツオ、マグロを対象にした一本釣やはえ縄漁業が行われています。
3.養殖業
伊豆半島沿岸の静穏な入り江では、マアジ・マダイ・ブリ等の海面魚類養殖が行われており、また浜名湖内ではカキ、ノリなどの養殖業も行われています。
内水面においては富士山麓の湧水を利用したニジマスの養殖や、浜名湖周辺のウナギの養殖が盛んです。
4.水産物流通・加工
大消費地に近く発達した交通網と設備の整った漁業基地を持つ静岡県は、水産加工業が盛んで、沼津や焼津におけるカツオ、サバの節製品、沼津の干物、西駿河湾から遠州灘にかけてのシラス煮干し、あるいは焼津及び周辺地域を中心とした練り製品など特産品も多く、全国有数の水産県となっています。
静岡県 | 全国順位 | 全国 | |
---|---|---|---|
漁業生産量(H29年) | 208,091トン | 5位 | 4,306,130トン |
漁業産出額(H28年) | 568億円 | 7位 | 14,716億円 |
漁業就業者数(H25年) | 5,750人 | 10位 | 180,985人 |
漁船隻数(H25年) | 3,492隻 | 18位 | 152,998隻 |
水産加工生産量(H29年) | 137,943トン | 3位 | 1,667,696トン |
出典:「漁業・養殖業生産統計」農林水産省、「漁業センサス」農林水産省、「水産加工統計調査」農林水産省、「缶詰時報」公益社団法人日本缶詰びん詰レトルト食品協会
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このページに関するお問い合わせ
経済産業部水産・海洋局水産振興課
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