平成26年度 黄綬褒章受章者(技能功労)の紹介
秋の受章者(50音順・敬称略)
白幡 茂(島田市)志戸呂焼鳳悦窯
伝統的な製法と風合いを守り、地元産の粘土と自作した釉薬を用いて虎斑(とらふ)という独特の模様に焼き上げる優れた技能を有している。
また、使用者の口触りや器の保温性を考慮し、厚い器から薄い器までのバリエーションを増やし、使用者の嗜好に合った陶器の製作を試み、「志戸呂焼」の新規需要開拓にも取り組んでいる。
その他、長年、小学校の社会科見学や一般人の見学を積極的に受入れ、郷土工芸品としての「志戸呂焼」の魅力を伝えるとともに、他の窯元たちに技法を伝承している。
千葉 良男(静岡市)有限会社ワイ・シィファミリー
中国料理の「医食同源」を基本理念とした上海料理を基本に、身近な地場食材を活用して、静岡の気候風土にあった中国料理を創作調理する技能に卓越している。また、「ふじのくに食の都づくり仕事人」として、本県の農水産物の地産地消と食文化の発展に貢献している。
その他、調理技術技能評価試験地方主席委員を務める等、後進の育成にも尽力している。
山影 純悦(静岡市)株式会社神沢川酒造場
酒造りについて、米と水を原料に、麹菌・酵母などの微生物を巧みにコントロールして醸造する優れた技能を持つ。また、突き破精麹を作るための蒸し上げの技能にも優れ、麹造りが困難な静岡酵母HD1を使用した酒の導入に成功し、吟醸酒「正雪」を誕生させた。
その他、毎年酒造期の初期に講習会を開催し、県産酒全体のレベルアップに努めている。
このページに関するお問い合わせ
経済産業部就業支援局職業能力開発課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2821
ファクス番号:054-271-1979
syokunow@pref.shizuoka.lg.jp