ICT等の新技術を活用したスマート農業の推進

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ページID1064062  更新日 2024年7月5日

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近代、デジタル技術は急速に発展しています。そこで、担い手不足が課題である農業分野においても、ICT等の新技術を活用した「スマート農業」により、生産性を高めることができます。

ICT水田水管理システムの実装

ICT水田水管理システムとは

ICT水田水管理システムとは、水位と水温を計測する水田センサー、水田パイプライン用の自動給水栓、無線基地局、アプリから構成される水管理システムのことです。

現地に行かなくても、自らのスマートフォンやパソコン等を使用して、水田の水位・水温の遠隔監視および給水栓の遠隔操作ができます。また、設定水位による水管理の自動化も可能であり、水稲栽培における水管理労力の大幅な削減を実現できるシステムとなっています。

水田ICTの仕組み

中遠地域の取組紹介

農地耕作条件改善事業水田ICT袋井1期地区(袋井市)

水田水管理労力7割削減!

水田ICT袋井1期地区では、およそ55haの水田を対象に、ICT水田水管理システムの導入により、水管理労力の低減(7割減)を目指しています。

水田ICT活用の様子


大井川用水佐束地区(掛川市)

大井川用水佐束地区では作業の効率化を図るため、用水及び暗渠排水の整備や区画整理を実施すると共に、令和5年度からICT水田水管理システムを導入しています。更なる効率化により、地域農業の持続的な発展を目指します。

大井川用水佐束地区

トライアルリース(和田岡、西山、新貝、正道、朝比奈地区)

静岡県中遠農林事務所では、ICT技術を活用した水田水管理システムの普及拡大を図っています。その一環で、経営体に機能や効果を体感してもらうためのトライアルリースを管内5地域・9経営体を対象に実施しています。

過去にトライアルリースを実施した経営体からは、「非常に水管理に役立つ」、「自らの経営地に導入したい」と好意的な意見をいただいています。

トライアルリース設置時

トライアルリース設置時

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農業水利施設の遠隔制御機能の強化

農業水利施設の管理者の減少や管理水準の低下が安定的な用水供給に影響を与える恐れがあることに加え、管理作業中の事故等のリスクや、大雨の頻発化等により洪水氾濫等の災害リスクが増大しています。このため、用水の適正配分や災害時のリスクに迅速に対応するため、基幹水利施設の水管理システムの補修・更新整備、ICT化を推進します。

中遠地域の取組紹介

 農業水路等長寿命化・防災減災事業寺谷水管理システム地区(磐田市)

寺谷コントロールセンターでは、平成20年の更新整備後15年を経過し、故障等の不具合が生じています。そこで、この水管理システムを更新し、適切な水管理の継続を目指しています。

受益地の写真

親局の写真

子局の写真

水利施設等保全高度化事業(簡易整備型)大井川右岸2期地区(掛川市、袋井市、菊川市)

大井川右岸2期地区では、令和6年度からゲート(水門)の遠隔操作・監視システムの導入に向け、事業を進めています。

県営加茂用水頭首工の写真

改修イメージ

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このページに関するお問い合わせ

静岡県中遠農林事務所 農村計画課
〒438-8558 磐田市見付3599-4
電話番号:0538-37-2290
ファクス番号:0538-37-2294
nourin-chuen-nouson@pref.shizuoka.lg.jp