農地・農業用施設の保全と管理体制強化
農業水利施設は水源から農地へ水を運ぶ重要な施設です。農業水利施設の多くは高度経済成長期に造成されており、近年では老朽化による突発的な事故が増えています。安定的な農業用水の供給のために施設の適切な保全管理を実施します。
機能診断・機能保全計画の策定
適切な更新時期と対策工法の見える化
農業水利施設がその本来の機能を長期間にわたって維持し続けられるように、施設の機能診断を実施し、計画的な保全管理のために機能保全計画を策定します。機能保全計画による適切な管理と計画的なメンテナンスは、施設の長寿命やライフサイクルコストの低減に繋がります。
施設の機能診断調査・機能保全計画策定業務
- 事前調査による施設の基本情報の把握及び整備
- 現地踏査や現地調査により、施設の状態把握(劣化状況、機能状況等)
- 調査結果から施設の健全度評価(5段階評価)を実施
基幹水利施設ストックマネジメント事業
未来へ繋ぐ水の道、確かな管理で農業を支える
国営や県営事業で造成した幹線水路などの基幹水利施設の長寿命化を図り既存の施設を有効活用するために策定される機能保全計画に基づき、施設の補修・更新整備を行います。
中遠地域の取組
老朽化した水路の更新(横須賀上流地区)
劣化した既存水路を表面ライニングして補修することにより、施設の長寿命化及び施工費のコスト縮減を図りました。
水路等長寿命化・防災減災事業
中遠地域の取組
老朽化した石綿管を更新(高松用水地区)
御前崎市南部にある高松用水地区は、昭和40年代にパイプラインを整備し、農業用水を安定的に確保してきましたが、設置から50年以上が経過し、老朽化が進んでいます。この地域のパイプラインは石綿管を使用しているため、破損による道路陥没や漏水、それに伴う石綿飛散等の第三者被害の恐れがあります。
高松用水地区では、石綿管の老朽化による災害を防ぐため、石綿管の処理と硬質塩化ビニル管への更新を進めています。
関連情報
このページに関するお問い合わせ
静岡県中遠農林事務所 農村計画課
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