茶・野菜等の産地収益力を強化する農業基盤整備
区画拡大や暗渠排水整備などの農業基盤を整備し、効率的な生産環境を整え、産地収益力を強化します。
高収益作物等生産拡大基盤整備プロジェクト
高収益作物等生産拡大基盤整備プロジェクトについて
野菜等の高収益作物の裏作導入拡大を図るための事業として、暗渠排水整備や区画整備を実施しています。
中遠地域の取組
県営農地耕作条件改善事業七ツ山地区(御前崎市合戸)
荒廃農地の解消と合わせて、農作業道、排水路を整備し、営農環境を改善しました。農業基盤整備の実施により、約3haの農地を一人の担い手農家へ集積・集約化することで、効率的な営農が可能となりました。
農業競争力強化農地整備事業森町とうもろこしの里2期地区(周智郡森町円田ほか)
本地域では水田の3倍活用(水稲,レタス,トウモロコシ)が行われています。水田農業経営の一層の強化を目指し、用水路の補修や暗渠排水等の整備により高収益作物の更なる生産拡大を促進します。
農業競争力強化農地整備事業 大井川用水佐束地区(掛川市岩滑ほか)
区画拡大で効率的な農業を実現し、暗渠排水整備により小麦の収量増加、野菜の生産拡大等、地域農業の可能性を広げ、農業経営の安定化を図ります。
農業競争力強化農地整備事業 和田岡1期地区(掛川市吉岡ほか)
和田岡1期地区では、およそ100haの水田を対象に、ほ場の大区画化、暗渠排水の整備等、農作業効率の向上や水田の汎用化につながる整備を実施していきます。
農業基盤整備(計画中の地区)
農業基盤整備を検討中の地区では、参入予定の法人によりレタスの試験栽培が行われました。地元推進団体を中心に、大区画化や農業用水のパイプライン化等を検討中です。(令和6年度現在)
茶産地構造改革基盤整備プロジェクト
茶産地構造改革基盤整備プロジェクトについて
静岡茶の再生に向けた茶産地構造改革を推進するため、茶園の区画整備や耕作道整備を実施しています。
中遠地域の取組
機械化を目指した茶園のほ場整備を実施(袋井市岡崎)
袋井市岡崎にて、株式会社秋田製茶が、県営経営樹園再編整備事業(農地集積加速化型[定額])を活用し、約1.0haの茶園の基盤整備を行いました。
整備前の茶畑は複数の筆に分かれていて、畝方向がばらばらで段差があり、機械化が難しいほ場でした。基盤整備により一面の茶畑となり、効率的な作業が可能になりました。
牧之原茶園の再編整備プラン
牧之原茶園の再編整備プランについて
儲かる茶業・日本一の「茶産地の再生」、農業用水を活用した「新たな農作物の導入」、地域で培われたきた「美しい茶園景観の保全」を目指すべき将来像として、生産性の高いほ場の整備、農業所得の確保、富士山や大井川を眺めることができる景観の保全活用を進めていきます。
中遠地域の取組
上朝比奈地区(御前崎市上朝比奈)
小区画・段差有りで機械化ができず荒廃農地化が進んでいた茶畑が、大区画・平坦なほ場に生まれ変わりました。整備された園地は担い手農家に集約され、輸出向けの茶栽培が始まりました。農業基盤整備は、茶園の生産性を向上させ持続可能な茶産業の発展に貢献します。
現在計画中の地区
中遠農林管内の茶園地帯においては、新たな基盤整備事業の計画を検討中です。農作業の安全性確保や効率化のため、農道や区画整理等の実施を目指しています。
関連情報
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このページに関するお問い合わせ
静岡県中遠農林事務所 農村計画課
〒438-8558 磐田市見付3599-4
電話番号:0538-37-2290
ファクス番号:0538-37-2294
nourin-chuen-nouson@pref.shizuoka.lg.jp